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第3部   我が国の科学技術政策の展開
第1章  我が国の科学技術政策の概要
2.  科学技術会議
(2)  重要研究開発分野の基本計画


1) 第17号答申「地球科学技術に関する研究開発基本計画について」(平成2年6月22日)

アルシュ・サミット等でも取り上げられたように,近年,オゾン層の破壊,地球温暖化等いわゆる地球環境問題が社会的にも急速に大きな問題となっている。

このような状況を踏まえ,平成元年3月,内閣総理大臣は科学技術会議に対し,地球に関する総合的な理解を深め,その成果を活用して人類の繁栄に資することをわらいとし,国際貢献にも配慮した地球科学技術に関する研究開発基本計画についての諮問を行った。科学技術会議は,平成2年6月22日,科学技術会議本会議で答申を決定し,内閣総理大臣あて答申を行った。また,本答申は,平成2年8月20日内閣総理大臣により研究開発基本計画として決定された。

本答申においては,地球を一つのシステムとしてとらえ,地圏,水圏等の他に,初めての考え方として,「人間活動圏」を設定し,統合化された体系のもとでの研究開発の推進,「人間と自然が調和した科学技術」への指向,アジア・西太平洋地域に重点を置いた研究の推進等,今後10年程度を展望し,地球科学技術について我が国全体として研究開発を推進するに当たっての基本的考え方と重要研究開発課題を示すとともに,政府が担うべき役割及び実施すべき施策を示した。

2) 諮問第19号「ソフト系科学技術に関する研究開発基本計画について」(平成3年1月22日)

科学技術が高度化・複雑化する中で,科学技術の潜在的な可能性を引き出すとともに,複雑化する社会的諸問題等に科学技術が貢献していくことが重要な課題となっている。重要研究開発分野として科学技術政策大綱に位置付けられているソフト系科学技術は,このような課題の解決に極めて有効であり,ハードの性能を発揮させ使いこなしていくために重要であるとともに,人文・社会事象の諸要素の相互の連関分析等のソフト面での研究開発分野として重要となっている。また,最近の情報・電子系科学技術等の関連分野の研究開発の進展により,ソフト系科学技術の振興のための基盤的環境が成熟しつつある。このような状況を踏まえ,平成3年1月,内閣総理大臣は,科学技術会議に対し,広範な分野の学術的な知見を活用しつつ,ソフト系科学技術の研究開発を計画的に推進していくことが必要であることから,ソフト系科学技術に関する研究開発基本計画についての諮問を行った。これを受け,現在,科学技術会議では,新たにソフト系科学技術部会を設置し調査審議を進めているところである。


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