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  はじめに

科学技術のパラダイムの変化ということがいわれている。パラダイムとは「枠組」を意味しており,このような表現が使われることは,科学技術を取り巻く状況が質的に大きく転換しつつあることを物語っている。

経済や科学技術の活動が急速に地球規模化したことにより,我々の棲む地球自体が無限の大きさを持った存在ではないことが明らかになってきた。有限性は,資源;エネルギー,市場など多くの分野で顕在化している。有限性と両立しながら人類の活動を持続的に発展させていくこと,即ち「持続的な発展」が模索され始めている。今や,地球上の様々な生物種の生存,人類の共存を求めた科学技術の推進に大きな期待がかけられている。

このような人類にとっての大きな転換の時期に当たり,本年の科学技術白書では,「科学技術活動のグローバリゼーションの進展と我が国の課題」をテーマとして,我が国が科学技術の分野において今後の世界の中で如何なる国際的責務を担うべきかという問題意識の下に,科学技術活動がどのような地球的規模で展開されているかを分析するとともに,人類の持続的な発展の実現に向けて,我が国科学技術の果たすべき役割と課題を明らかにする。

本白書は,第1部,第2部及び第3部から構成されている。第1部においては,今回のテーマに即した分析を行い,第2部においては,科学技術活動に関する国際比較と我が国の現状を,第3部においては,我が国の科学技術政策の基本である「科学技術政策大綱」に沿って推進されている科学技術施策の具体的内容を,それぞれ取りまとめている。


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