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  はしがき

人類は世界史の上でも稀有な激動の真っただ中にあります。国際政治の上では,予想を上回る東西冷戦構造の急速な崩壊,これに伴う民族意識の高揚等により,我が国にとっても旧東側諸国との関係の構築が新たな課題となってきました。また,人類の活動全般をみますと,地球温暖化に代表される様々な地球全体に係わる問題が大きな現実の課題となっております。このような現代社会の大きな動きや変化を背景として,我が国に対する世界の期待は一層高まっております。しかしながら,我が国に対しては,特に基礎研究の分野で「外国の成果に依存している国」とか「分相応の役割を果たしていない国」という好ましくない批判が向けられていることも確かであります。

本年の白書は,科学技術活動が地球規模で進展しつつある中で我が国の果たしている役割を分析し,我が国が今後,どのような国際的責務を担っていくべきかを明らかにしております。

この白書が,我が国の世界における位置付けや今後の役割を考える上での一助になることを希望いたしますとともに,政府におきましても,白書で指摘されている事項を含めて,広く人類の役にたちうる国際公共財を創出していく科学技術の振興に一層努力して参りたいと考えております。

皆様の一層の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。

平成3年9月   山東   昭子   国務大臣   科学技術庁長官


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