ここからサイトの主なメニューです
前(節)へ  次(節)へ
  はじめに

我が国は昭和50年代中頃までにそれまで目標としてきた自主技術の確立を多くの分野で達成し,以後独創的な研究への広範な取り組みが求められるようになった。平成新時代を迎えた今,世界的にも極めて高い科学技術水準を達成した我が国としては新たな科学技術の進路を自ら求め,経済社会や国民の二一ズに的確に応えるとともに,世界に貢献しうる科学技術力を涵養していく必要がある。

本年の科学技術白書においては,こうした状況を踏まえ,「平成新時代における我が国科学技術の新たな展開」をテーマとして,国内外における諸種の環境変化の中で我が国科学技術がどのように推移し,新たな発展をみせつつあるのかを中心に分析した。特に,今後の我が国科学技術の展望を得る見地から,我が国産業界の優れたパフォーマンスによる技術力向上と今後の展開,公的部門における役割の変化と新たな要請,人材面での課題,科学技術の地域的展開などいくつかの側面から我が国の科学技術の状況を構造的に分析するとともに,大きな変化の中にある科学技術の国際情勢とこれへの我が国の対応について検討した。

本文は,第1部,第2部,第3部から成り立っている。第1部においては科学技術と経済社会とのかかわりをみるとともに,上述の科学技術に関する産業界や公的部門の役割とパフォーマンス,国際的な科学技術の状況変化とそれへの対応などの分析を行い,今後の課題を明らかにしている。また,第2部,第3部においては,例年どおり,昭和63年度における科学技術活動及び政府の施策を中心にとりまとめた。


前(節)へ  次(節)へ

ページの先頭へ   文部科学省ホームページのトップへ