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第1部   創造的研究環境の確立をめざして
第3章  今後の課題と展望
2.  開放型研究立国への展開
(1)  我が国科学技術システムの国際化


我が国の科学技術面での地位が高まるにつれ,国際的にその行動が大きな影響を及ぼすようになっている。今後,引き続き,我が国の研究開発活動は拡大基調を維持するものと考えられ,国際的な調和を念頭においた政策の展開や科学技術活動が必要となってくる。

既に我が国では,その研究システムの対外開放へ向けて努力が行われている。産・学・官においては,それぞれの立場で,対外的な交流,特に,その研究システムへのアクセスを容易にするための努力と,現実に外国人研究者を多数受け入れる活動を行っているところである。

しかしながら,今後の一層の充実のためには,我が国における研究そのもののレベル・アップがまず前提であるが,研究設備面や交流体制の強化も欠かせない。研究設備面では,優れた研究者が競って集いうるような国際的にも魅力ある有力な研究施設を具備することは有効である。このような施設設備を有するところは,その運営面の弾力化とあいまって,いわば,“センター・オブ・エクセレンス”ともなりえよう。

また,我が国が先進国,途上国を問わず諸外国との交流を円滑に進め,世界とよりよいコミュニケーションを図りうるための支援体制の確立も不可欠である。併せて,研究交流促進法の円滑な運用を始め,わかりやすい受入れ・交流体制の確立,生活環境の充実を図るべきである。なお,このような我が国における努力とともに,諸外国においても,必要に応じて我が国の文化的伝統を含む科学技術環境について理解を深め,我が国に円滑にアクセスするための努力を期待したい。

このような施策と活動を通じて内外の研究者の交流を促進し,また,諸外国の研究者を広く我が国に受け入れ,国際的な知的資産の拡大に役立てるとともに,開発途上国を中心とした人づくりにも寄与していくことが可能となろう。また,これは,長期的に見て我が国の科学技術の発展にも寄与するものと言えよう。


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