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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
3.  海外主要国における科学技術情報活動の動向
1)  米国



〈情報の加工とデータべースの作成〉

米国における科学技術関係の二次資料の作成は,国立医学図書館(NLM),国立技術情報サービス(NTIS)等の国立機関,ケミカルアブストラクツサービス(CAS),生物科学情報サービス(BIOSIS)等の非営利団体,並びに民間機関などで,種々の専門分野のものが大規模に作成されている。非営利団体と国立機関を中心に結成されているNFAISの統計によれば,1986年における加盟機関の処理文献総件数は約568万件と見積られる。


〈データベースの提供〉

米国においては,データベースの作成機関と直接の提供機関が分業型になっているのが特徴である。NLMのように,自ら作成したデータベースを自己のオンライン・ネットワークで提供している機関もあるが,多くのデータベースは,大規模提供者から提供されている。これらは,国際ネットワークを利用し,日本,カナダ,中南米,アジア,欧州等にも,オンラインで直接検索サービスを行っている。

このような情報提供に利用されるオンライン・ネットワークとして,高速・高精度・安価に大量に電送するTYMNET,TELENET等が全国にはりめぐらされている。


〈連邦政府の施策〉

連邦政府は,国防省,エネルギー省,商務省,厚生省等を中心に,自ら大規模な情報サービスを行うとともに,国立科学財団(NSF)による研究開発活動への助成,NLMによる各医学図書館への助成等を通じて,民間機関の情報活動の援助が行われてきた。政府自身が行う情報サービスもできるだけ一般に公開するというのが米国の特徴である。米国全体の科学技術情報活動を推進・調整する総合計画や組織はまだなく,これについては,NSFからの助成によって行われた多くの調査報告において,科学技術情報の総合政策確立の必要性が指摘されている。


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