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第1部   我が国科学技術の国際化に向けて
第3章  我が国科学技術の国際化の現状
(3)  研究者交流


ここでは,我が国の科学技術の国際化の現状を端的にあらわすものとして,我が国における研究者等の受入れ及び派遣の現状について述べる。

1) 最初に,最近5年間における我が国への科学技術関係者の出入国動向を,法務省の出入国管理統計からみてみると 第1-3-5図 のとおりである。

これによると,海外から我が国へ留学・研修,教授活動,学術文化活動及び技術提携のために来日した外国人は,昭和57年度の24,270人がら昭和61年度の43,686人へと5年間で1.8倍になっている。

一方,我が国から学術研究調査及び留学・技術修得の目的のために海外へ行った者は,昭和57年度の25,727人から昭和61年度の55,869人と5年間で2.2倍になっている。

第1-3-5図 科学技術関係者の出入国動向 Trend in the nurnber of science and technology related individuals either entering or departing from Japan,as reported by Japanese immigration authorities

受入れ,派遣を地域別に見ると 第1-3-6図 のとおりである。

これによると受入れ出身地域別ではアジア地域が昭和57年度以降7割以上を占め,この比率は増加の傾向にあり,これに北米の約1割が続いている。一方,派遣先別では,北米が多く,昭和57年度以降5割以上を占めており,これに欧州及びアジアが続いている。

これらのことから,受入れ及び派遣の人数総数については,ここ5年間に派遣数の方が若干多いものの,ほぼバランスがとれているが,出身地域別及び派遣先別では,アジア地域からの入超,欧米への出超という,いずれも比較的特定の地域に片寄っている傾向にあると言える。

2) 我が国における研究者交流の実績について日本学術振興会の大学を中心とした研究者交流実績を例にとってみると 第1-3-7図 のとおりである。

受入れでは,総数で毎年漸増となっており,これを地域別でみると昭和61年度でアジアが50.0%と最も多く,次いで欧州27.2%,北米12.3%となっている。派遣では,昭和61年度においては,北米が(全体の43.0%)最も多く,次いでアジア(同36.0%),欧州(同18.3%)と続いている。これを1)の全体との比較でみると,受入れ地域ではアジアが多く派遣先では北米が多いという点では同様の傾向がみられる。

第1-3-6図 科学技術関係者の地域別出入国動向 Trend in the number of science and technology related individuals either entering or departing from Japan,by world area

(2)渡航地域別出国日本人数 Number of Japanese nationals departing from Japan,by world area of destination

第1-3-7図 日本学術振興会における研究者受入れ状況 Number of researchers exchanged under auspices of the Japan Society for the Promotion of Science(JSPS)

3) 民間企業における研究者の交流実績を民間動向調査でみると 第1-3-8図 のとおりである。

第1-3-8図 企業における海外との研究者の交流実績 (昭和61年4月-62年3月) Nurnbers of researchers in private industry exchanged with foreign countries

受入れでは,東・東南アジア出身者が全体の51%,これに北米,欧州と続いており,派遣では,北米の59%をトップに欧州,東・東南アジアの順となっている。ここでも1)と同様受入れでは,アジア,派遣では北米が多い傾向となっている。

なお,企業での受け入れ目的は,研修,情報交換,技術提携の順となっている。

4) 一方,我が国における科学技術関係の主な外国人研究者招聘制度等を例示すると以下の通りである。


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