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第1部   我が国科学技術の国際化に向けて
第1章  国際社会の中で新しい地歩を占めつつある我が国の科学技術
(1)  研究投入面を中心にみた我が国の科学技術の動向
  〈研究人材〉


我が国の研究者数は,人文・社会科学系も含めて1986年4月現在で47.3万人であり,米国の79万人には及ばないものの,自由世界で第2位となっている。また, 第1-1-12表 で過去20年間の研究者数の増加を各国と比較すると西ドイツが最も大きな増加率を示しているものの,その他の国の中では我が国はトップクラスの増加となっている。

第1-1-12表 主要国の研究者数の推移 Chang in the number of researchers in major industrial nations

また,我が国の自然科学の専門分野別研究者数の推移を見てみると,工学部門で最大の増加率を示しており,最近では,工学系研究者の比率が50%に近づくなど,工学系を中心とした研究者拡大の様子をうかがうことができる。

次に自然科学分野における学位取得者数の分野別構成比の推移をみると ( 第1-1-13図 ), 我が国の理学系の学位取得者の自然科学分野全体に占める比率は米国,西ドイツ,イギリスのいずれに比べても小さく,また,米国,イギリスの場合と同様,縮小傾向にある。これに対し,工学系の比率は米国,西ドイツ,イギリスのいずれに比べても大きく,我が国では工学系の比率が大,理学系の比率が小という構造になっていることがわかる。

第1-1-13図 自然科学分野の分野別学位取得者数(修士及び博士)の構成費 Proportions of researchers with advanced academic degrees(MS and Ph.D),by field of science

一方,近年の大学学部,大学院の卒業者の就職者数の推移をみると,たとえば製造業への就職者数で学位取得者の増加が目立っており,また,学士,修士,博士の合計で理学系専攻の学生の就職者数が伸びているなど,民間企業等における基礎的研究強化への指向がみられる。


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