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第3部   政府の施策
第4章  科学技術振興基盤の強化
6  国際科学技術博覧会
(2)  運営状況



(1) 出展

海外からの出展は,47か国,37国際機関に達し,その中には,優遇策の実施もあって,多くの発展途上国が含まれていた。これらの出展者は,それぞれの国の文化,歴史に根ざした科学技術や,科学技術に関する国際協力の状況を紹介し,国際交流に貢献した。

日本政府は,主催国にふさわしい出展を行うこととし,科学万博のテーマを広範な角度から追求した展示,青少年が遊びながら科学技術に親しめる展示を行うとともに,我が国の科学技術の歴史と現状を紹介した。

日本国内からの28企業・団体は,創意工夫をこらした多彩な出展で人気を集め,いくつかのパビリオンでは,観客が集中したため,整理券の発行により対応に努めた。


(2) 催事

会期中,科学万博への参加を記念し,参加国によるナショナルデーが43回,参加国際機関によるスペシャルデーが12回行われ,国際色豊かな式典と催し物により,国際親善が深められた。我が国のナショナルデーである日本の日は,昭和60年6月10日,11日の両日に行った。

本博覧会においては,新機軸の催事として,世界の国々が映像により自国を招介する“This is my country”を実施した。この催事には,49か国が参加し,そのうち出展参加していない国が24か国に上り,本博覧会の国際博覧会としての意義をより大きなものとした。

このほか,日本各地の郷土芸能を上演した「日本の祭」をはじめ,内外の音楽家による演奏会,パレード,ミス・インターナショナル世界大会など多彩な催し物が行われ,祭典としての雰囲気を盛り上げた。

会期最終日の昭和60年9月16日には,皇太子同妃両殿下御臨席の下,会場内のエキスポプラザにおいて閉会式を挙行した。


(3) 会場運営

半年間の会期を通じ,観客の案内・誘導,身障者及び高齢者へのサービス,医療衛生,警備,消防,清掃等の諸般の業務に万全を期すとともに,夏季対策としてシェルターの増設を行うなど,会場運営の改善に努めた。

この結果,人気館の待ち時間,場内営業等に関する苦情などがあったものの,特段の事故もなく,概して順調に行われた。


(4) 観客輸送

鉄道,道路ともに,特段の混乱もなく,順調に推移した。交通機関の利用内訳については,鉄道利用(国鉄常磐線万博中央駅等からシャトルバス)が,計画49.0%に対し,実績22.5%,道路利用(団体バス・乗用車)が,計画50.0%に対し,実績75.1%となり,特に,団体バス利用は,計画12.5%に対し,実績36.O%と大幅な増加を示した。これについては,道路交通事情が良好であったことが一因であると考えられる。


(5) 観客誘致

観客誘致については,(財)国際科学技術博覧会協会を中心として,新聞,雑誌,テレビ等を通じた広報を行うとともに,夜間入場時間の繰り上げ,シャトルバスの団体割引料金の設定等の対策を講じた。

外客の誘致については,国際観光振興会の海外観光宣伝事務所等を通じての宣伝,料理飲食等消費税の優遇措置等を講じた。


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