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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
3  海外主要国における科学技術情報活動の動向
(5)  欧州共同体(EC)


過去におけるECの科学技術情報活動に対する取組みは,ユーロネット(EURONET)の構築で代表されていた。ユーロネットとは,EC自身が運営してその加盟国をつなぐ国際データ通信ネットワークであり,1980年2月に稼動を開始した。

この計画の意図は,欧州各国にある科学技術関係のデータベース提供サービスを共通のネットワークで利用しようという分散データベースシステムの考え方であるが,米資系ネットワークの進出によって,欧州におけるデータベース利用の中に占める米国のサービスへの依存率は,1973年の10%から年々上昇し,1976年には44%に達しており,このような事実も,EC独自のネットワークの建設に強い影響を与えたと言われている。ユーロネットに接続しているホストシステムは,1983年時点で,イギリス,フランス,ドイツ,イタリア等の51機関(ECやEuropean Space Agencyのシステムも含む。)で470種のデータベースが提供されていた。しかし,その後1984年末E URONETはその役割を終了したとして廃止され,各国の国営データ通信網(PTT)に引き継がれている。


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