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第3部   政府の施策
第4章  科学技術振興基盤の強化
5.  国際科学技術博覧会
(4)  輸送対策等の関連事業


科学万博においては,約2,000万人と想定される入場者の輸送を安全,円滑に行うことが重要な課題である。このため,道路及び鉄道により,それぞれ約1,000万人の入場者を輸送することとして,所要の準備を行った。

すなわち,道路輸送については,常磐自動車道,東関東自動車道,首都高速道路,その他会場周辺道路を整備するとともに,会場の内外に駐車場を整備した。

鉄道輸送については,常磐線の中距離電車の15両化,増発等により輸送力を増強するとともに,牛久・荒川沖駅間に万博中央駅を設置した。

これらのうち,常磐自動車道等の道路網の整備,常磐線の輸送力増強等の特に緊急を要するものについては,56年11月6日に開催された第1回国際科学技術博覧会関係閣僚会議において了解された事業計画に基づいて実施した。

さらに,交通安全施設,港湾,水道等についても,58年1月28日に開催された第3回国際科学技術博覧会関係閣僚会議において了解された事業計画に基づいて所要の整備を行った。

なお,万博中央駅と会場の間の観客輸送については,博覧会協会は,定員162人の連節バスを導入した。

この外,自動車交通の安全及び円滑化を図るため,関係機関における交通対策に加え,博覧会協会は科学万博放送局等を設置し情報提供に努めた。

また,観客宿泊については,その大部分を東京に依存することとなるが,観客の利便のため,会場周辺の宿泊施設の活用及び充実を,地元の協力により推進した。茨城県は,家庭宿泊の推進,宿泊施設整備資金の融資等を行った。


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