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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
2.  我が国における科学技術情報活動
(1)  文献情報の収集・加工・提供


我が国における科学技術関係の情報サービス活動は,「科学技術情報の全国的流通システム(NIST)」の総合センター専門センターを始めとする種々の機関で行われている。 第2-2-3表 に主なサービス機関の概要を示すが,このうちの多くの機関が,内外の文献を収集して,抄録誌,索引誌等の二次資料の形に加工して提供している。いくつかの機関では,更にこれらに関するデータベース化や機械検索サービスを行っている。

我が国における科学技術情報の中枢的機関である日本科学技術情報センター(JICST)では,世界各国から収集した文献情報を昭和59年度については47万件処理して,データベース化し,印刷物(「科学技術文献速報」)として提供するほか,昭和51年9月からJICSTオンライン情報システム(JOIS)によって,オンライン情報提供サービスを開始し,昭和56年度からは,拡張された機能をもつシステムJOIS-IIの実用サービスを実施している。

文部省関係では,東京大学,京都大学等7つの全国共同利用大型計算機センターを中心に構成された大学間ネットワークによって,昭和50年7月から大学関係者を対象として,オンライン情報検索サービスを試みている。また,大学等における総合的な学術情報流通体制の整備の重要性に鑑み,学術審議会が昭和55年1月に行った「今後における学術情報システムの在り方について」の答申に即して,学術情報システムの中枢機関としての「学術情報センター」の事業内容,管理運営方策等について検討を行っている。なお,全国の大学等の図書館が所蔵する図書・雑誌の目録所在情報を提供し,図書・雑誌の相互利用を促進するため,昭和58年度には東京大学に文献情報センターを設置し,情報提供及びそれに必要な研究開発に着手し,昭和59年度には,東京工業大学,名古屋大学,大阪大学の三大学と接続し,一部サービスを試行している。

特許庁では(財)日本特許情報センター(JAPATIC)において,国内の特許情報(年間約40万件発生)及び米国の特許情報を網羅的に提供しており,従来の冊子体,バッチによるサービスに加え,昭年54年4月からオンライン情報提供サービス(PATOLIS)を実施している。

農林水産省では昭和53年度に発足した筑波研究学園都市の農林水産研究情報センターを中心に,内外の農林水産関係試験研究情報の収集,検索システムの整備等を行い,情報のサービス体制の充実を図っている。

通商産業省工業技術院では,昭和55年度に工業技術院筑波研究センター内に情報計算センター(RIPS)を設置し,同センターと各試験研究所とを光ファイバーで結び,研究開発推進のために必要な研究情報の各種サービスを行っている。


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