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  はじめに

現在,世界的規模で技術革新による産業及び社会の発展が急速に進んでいるが,我が国においても経済社会の発展及び国民生活向上の原動力として科学技術は重要な役割を果たしてきた。

今後とも我が国が情報化社会,高齢化社会への移行,貿易摩擦の高まりなどのさまざまな課題に対処しつつ国際協調の中で発展していくためには,科学技術の役割はますます重要となってきている。

科学技術は,これから21世紀に向けて更に高度に発展していくことが予想されるが,これからの科学技術にとっては,科学技術そのものとしての高度化の他に,人間の持つ文化性ないし人間的豊かさを主要な要素として取り入れたものとしての発展が,今まで以上に必要となるであろう。

本年は,筑波研究学園都市において科学技術と人間,居住,環境との調和を主題にした国際科学技術博覧会が開催され,内外から2,000万人を超える多くの人々の来場を得て成功裏に終了する等かつてない程国民の科学技術への関心が高まっている。また,改良発展型の研究開発から独創性を重視した研究展開への転換に向けて様々の動きが活発化し始めている。

このような状況の中で本白書では,特に近年,エレクトロニクス,ライフサイエンス,新材料などのいわゆる先端的科学技術を中心とする活発な研究展開が進んでいることもあり,第1部で民間の研究開発動向を中心に,新たな展開を見せている研究開発活動の現状と問題点を明らかにするとともに,今後さらに我が国が躍進していくための科学技術政策の課題について取り上げた。

なお,本書の第2部,第3部では例年どおり昭和59年度における科学技術活動の動向及び政府の施策を中心に取りまとめた。


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