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第1部   21世紀の新たな技術の創出を目指して
第5章  欧米主要国の基礎的研究の動向
2.  米国における基礎的研究の動向


米国における研究は,個人の寄附,企業,財団の援助等民間を中心に活動が始まったが,政府の研究開発,特に基礎的研究に対する組織的な取組みが政策的に展開されたのは,ヨーロッパに比して相当遅く,第2次世界大戦後である。それまでの間は,産業・経済の発展に必要な基礎的知見の多くをヨーロッパに依存していたが,民間企業,大学等を中心とした研究開発は着実に発展をとげた。基礎的研究についても産業界,政府の段階的な取組みの強化により,世界最高水準にあるが,近年,科学技術全般のリーダーシップを維持,強化するための基礎的研究の重視は,米国の科学技術政策上の基本となっている。レーガン大統領は,1985会計年度予算教書において,基礎的研究は国家にとって極めて重要な投資であるとして,基礎的研究重視の政策を一層鮮明に打ち出している。このようなことから,非軍事研究開発予算に占める基礎的研究の地位も急速に上昇し,従来の開発,応用研究に次ぐ第3位から,第1位になることが確実視されており,今後の動向が注目される。


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