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第1部   21世紀の新たな技術の創出を目指して
第4章  民間企業における基礎的研究への取組み方
7.  基礎研究のための人材


基礎研究推進という観点から企業が取得学位別,専門別に見て,どの分野の研究者を増加させたいと考えているか調査した結果を第1-4-17図に示す。民間企業における「博士」クラスへの需要は非常に少ない点が注目される。しかし,その中で医薬品工業,非鉄金属工業,通信・電子工業では,比較的「博士」を重視しようとする姿勢が見られる。

「修士」と「学士」について比べてみると産業全体では,「修士」の方に採用希望の比率が大きくなっている。業種別に見ると,「修士」より「学士」を増加させようとする傾向がうかがわれるのは自動車工業,窯業及び食品工業のみで,その他の業種では全て「修士」を最重視している。その中でも特に,化学工業及び医薬品工業においては,「学士」に対する需要は少なく「修士」への指向が高い。

第1-4-17図 基礎研究を推進するという観点から研究者を 増加させたい分野及び研究者の最終学歴

次に,増加させたい研究者を専門別に見ると,産業全体では「修士」,「学士」について,理学の分野では化学に,工学の分野では電気・通信,応用化学,機械,応用物理に対する需要が大きい。一方,残りの数学,地学,航空・宇宙,船舶,原子力,繊維などに対する需要は非常に少ない。「博士」については工学の特定分野を除いて,ほぼ万べんなく需要が見られる。業種別では,化学工業,医薬品工業が生物・化学等系の研究者を,また,電気機械器具工業,自動車工業などが物理・工学系の研究者を増加させようとしているのは当然のことであるが,建設業,窯業,機械工業などでは幅広く多分野の研究者を増加させようとする傾向がうかがわれる。


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