? 昭和58年版科学技術白書[第2部 第4章 1 (1)]
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第2部  科学技術活動の動向
第4章  国際交流の動向
1.  主要先進国首脳会議(サミット)に基づく国際協力
(1)  第8回主要先進国首脳会議(ベルサイユ・サミット)における合意


昭和57年6月,フランス・ベルサイユにおいて開催された第8回主要先進国首脳会議(ベルサイユ・サミット)では,ミッテラン仏大統領の提唱の下に,科学技術を巡る諸問題が検討された。このベルサイユ・サミットの大きな意義の一つは,従来,経済問題等が中心に議論されてきた同会議において,初めて科学技術が重要なテーマの一つとして取り上げられた点である。同会議においては,科学技術は世界経済再活性化の鍵であるとの認識が明らかにされるとともに,「科学技術等に関する作業部会」の設置等を含む以下の宣言が採択された。

“世界経済の再活性化および成長は,科学技術の発展を活用する我々自身の努力に依存するのみならず,我々の国の間の協力および他の諸国との間の協力にも相当程度依存するものである。我々は,新技術が提供する膨大な機会,特に新たな雇用を創出する機会を活用しなければならない。我々は,公共部門および民間部門の双方において,新技術の開発および貿易に対する障壁を撤廃すること,また,これらの開発および貿易を促進していくことを必要としている。我々の国は,新技術分野で人々を訓練し,また,これらの技術が発展し隆盛することを可能とする経済的,社会的および文化的諸条件を作り出していく必要がある。我々は,これらの問題についてフランス共和国大統領が我々に提出した報告を検討した。この関連で,我々は,我々の政府および欧州共同体の代表からなる作業部会を速やかに設置し,我々が留意した諸目標の達成を助けるための諸提案をOECD(経済協力開発機構)を始めとする適当な国際機関と緊密に協議しつつ策定せしめることを決定した。

作業部会は,その報告を1982年12月31日までに我々に提出するよう要請される。報告の結論およびこれにもとずく措置は,1983年に米国で開催される次回経済サミットにおいて検討される。”


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