? 昭和58年版科学技術白書[第2部 第3章 1 (1)]
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第2部  科学技術活動の動向
第3章  技術貿易及び特許出願の動向
1.  技術貿易
(1)  我が国の技術貿易の動向


昭和57年度の我が国の技術貿易は,日本銀行「国際収支統計月報」によれば,輸出(対価受取額)は1,313億円(527百万ドル),前年度比11%増,輸入(対価支払額)は4,474億円(1,796百万ドル),前年度比19%増となった。この結果,技術貿易収支比(輸出/輸入)は0.29となり,前年度より0.02下降した( 第2-3-1図 )。

昭和57年度の産業別技術貿易を総理府統計局「科学技術研究調査報告」で見ると( 第2-3-1図 , 第2-3-2図 , 付属資料10 ),技術輸出額は1,849億円,技術輸入額は2,826億円でそれぞれ前年度比5.6%,8.9%増加した。

なお,その新規契約分のみを見ると,昭和47年度以降,技術輸出額の方が技術輸入額を上回っており,昭和57年度はそれぞれ633億円,444億円となったが,前年度に比べ技術輸出額が減少したのに対して技術輸入額が大幅に増加し,この結果,新規契約分における収支比は大幅に低下した( 第2-3-1図 )。

第2-3-1図 我が国における技術貿易の推移

第2-3-2図 我が国の業種別技術貿易の内訳(昭和57年度)

技術貿易を製造業の業種別に見ると,技術輸出額が100億円以上の産業は,電気機械工業の355億円(前年度比23.8%増)をはじめ,化学工業の294億円(同8.0%減),鉄鋼業の290億円(同18.6%増)及び輸送用機械工業の287億円(同3.6%増)となっている。また,技術輸入額が200億円以上の産業は,電気機械工業の892億円(同29.6%増)をはじめ,輸送用機械工業の564億円(同15.9%増),化学工業の459億円(同23.6%増)及び機械工業の274億円(同11.1%減)となっている。

なお,技術輸出額が技術輸入額より多い主要な産業は,建設業並びに製造業中の鉄鋼業及び繊維工業である。

昭和57年度の技術貿易を地域別,国別に見ると( 第2-3-3図 , 付属資料11 ),技術輸出では東南アジアが一番多く,708億円(前年度比4.2%増)となっている。これを国別で見ると,インドネシア148億円,中国142億円(うち台湾97億円),韓国75億円となっている。米国向けは,単独の相手国としては最も多く356億円(前年度比9.2%増)となっている。

技術輸入については,毎年米国からのものが圧倒的に多く,1,870億円(前年度比8.8%増)となっており,イギリス250億円(同38.9%増),西ドイツ178億円(同5.8%減),スイス157億円(同1.9%増)と続いている。

次に技術貿易を地域別・業種別に見ると( 第2-3-4図 ),技術輸出においては,東南アジアへは電気機械工業及び建設業の,西アジアへは窯業及び輸送用機械工業の,北アメリカへは電気機械工業及び化学工業の,南アメリカへは鉄鋼業の,そしてヨーロッパへは化学工業,鉄鋼業及び電気機械工業の比重が大きい。また,技術輸入については,北アメリカからは電気機械工業及び輸送用機械工業の二者で過半を占め,ヨーロッパからは電気機械工業及び化学工業の二者でほぼ50%を占めている。

第2-3-3図 我が国の地域別・国別技術貿易の内訳(昭和57年度)

第2-3-4図 我が国の地域別技術貿易の業種別内訳(昭和57年度)


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