? 昭和58年版科学技術白書[第1部 第4章 2 (1)]
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第1部    情報化の新たな展開に向けて
第4章  情報化の新たな展開に向けて
2.  情報化の展開に向けて科学技術に求められる対応
(1)  情報利用の一般化への対応


1) 情報化の新たな局面を迎えて科学技術は限られた専門家のものであった時代から,社会の各分野で一般の人々が使用する方向に展開している。これを円滑に進めていくためには,まず機器又はシステムを専門的知識を持たない人々も異和感なく容易に使えるものとしていくことが求められる。このためには,マン・マシン・インタフェースを改善するための技術又はパターン認識,自然言語認識等の技術開発を通じて機械をより人間にとって使いやすいものとしていくための研究開発が必要である。
2) 情報化が個人の生活のレベルに展開するにつれて個人の多様なニーズに応えて必要な情報又はサービスを提供し得る多様な機器,メディア,システムの開発を進めていくことが必要である。このためには光通信技術等による通信回線の大容量化,衛星通信技術による同報通信,総合ディジタル通信,更には固定通信と移動体通信を含めた総合通信ネットワークの形成等,多様な情報を効率的かつ経済的に提供することのできる通信インフラストラクチャーの整備のための技術開発が重要となる。
3) 今後情報処理,通信システムが個人の生活も含め,広範な社会活動に組みこまれていくと,その故障が社会に与える影響の大きさは一層拡大すると考えられる。これに対処していく上で冗長化技術,自己修復技術等によりシステムの信頼性を一層高めていくとともに,システムの分散化等によって災害等による影響が全体に及ばないようにしていく技術等,システムの安全性,信頼性を保障するための技術開発が重要である。

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