? 昭和58年版科学技術白書[第1部 第4章 1]
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第1部    情報化の新たな展開に向けて
第4章  情報化の新たな展開に向けて
1.  今後の情報化に向けて科学技術に期待される役割


経済審議会は,「1980年代経済社会の展望と指針」(昭和58年8月9日答申)において,長期的な視点で21世紀に至る我が国経済社会の変化を展望し,大きな流れとして「国際化」,「成熟化」及び「高齢化」を挙げ,次のように説明している。

「その第1は,国際化という流れである。我が国経済社会の国際化の度合いは更に進展し,経済的地位も引き続き上昇していくものと考えられ,国際経済社会との調和,その発展への貢献がますます求められるようになろう。

第2は,成熟化という流れである。我が国は所得水準,生産活動等フローの面では既に明治以来の先進国へのキャッチアップと急速な産業化の過程を終え,ストックを中心として質的充実を図るとともに,価値観の多様化と文化への志向の高まりに応えていくべき段階に入っているものと考えられる。

第3は,高齢化という流れである。今後の我が国は,人口増加率が鈍化する中で人口の高齢化が急速に進み,21世紀には世界有数の高齢社会となることが確実である。この高齢化そのものは,我が国が長寿社会となることを示すという意味で,むしろ誇るべきことであるが,その過程で解決すべき問題も多い。今後,21世紀に至る期間は,この来たるべき高齢社会に備えて経済社会の基盤を整備すべき重要な期間である。」ここでは,今後の社会におけるこの3つの流れに即して情報化に関連した科学技術に期待される役割について概観する。


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