? 昭和58年版科学技術白書[第1部 第3章 5 (1)]
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第1部    情報化の新たな展開に向けて
第3章  情報化を支える科学技術の発展
5.  情報化を支える科学技術に関する研究開発活動
(1)  各国における研究開発活動の動向


情報化を支える科学技術に関連する産業としてOECDの分類による電子機械,電子機械部品,事務機械及びコンピュータの分野を取り上げ,研究開発活動の動向を見ることとする。

第1- 3-24図は,研究費の伸びを1972年(フランスについては1974年)を基準として示したものであるが,近年においては各国ともこの分野の研究費の伸びが産業全体の研究費の伸びを上回って推移していることが分かる。また,研究者数についても,この分野の伸びは産業全体の伸びを上回っており( 第1- 3-25図 ),これらのことからこの分野の研究開発が各国において活発に行われていることが分かる。

次に,第1- 3-26図により各国におけるこの分野の研究費,研究者数を比較すると,両者とも米国が圧倒的に多く,我が国がこれに次いでいる。しかしながらこれらの伸びについて見ると,研究費では日本,イギリスが米国,フランスを大きく上回り( 第1-3-24図 ),研究者数では我が国が他の3か国を引き離して高い( 第1-3-25図 )。研究費,研究者数から,この分野における研究者1人当たりの研究費を求めるとフランス,米国,日本,イギリスの順になっている。我が国は,1980年で1人当たり1,739万円となっており,フランスの45%,米国の85%に相当している。

第1-3-24図 各国における研究費の伸び

第1-3-27図は研究費の負担源別割合を示したものである。我が国では,全産業を通じて政府負担の割合の低いことが特徴的であるが,この分野においても政府負担が1%以下と極めて低く,民間の活発な研究活動意欲がうかがえる。一方,他の3か国においては,政府負担が我が国よりかなり高い。

以上見てきたとおり,各国においてこの分野の研究開発は次第にその比重を増しつつある。また,我が国は,研究費,研究者数の側面から見て国際的に高いレベルにあり,研究費等の伸びが高いことから,将来のより一層の発展が期待される状況にある。

第1-3-25図 各国における研究者数の伸び

第1-3-26図 情報化に関連する産業の研究費及び研究者数

第1-3-27図 研究費の負担源別割合(単位 %)


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