? 昭和58年版科学技術白書[はじめに]
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  はじめに

科学技術は,国民生活の向上,経済の発展を先導する原動力として極めて重要な役割を果たしてきている。今田世界は,資源・エネルギーをはじめ,食糧,人口,環境等の問題及び経済成長の停滞とそれに伴う諸問題に直面しており,これに対処していく上で科学技術に対する期待は,従来にも増して大きなものがある。

科学技術の発展は,様々の可能性を創出するものであり,これが種々の社会的課題を克服しつつ社会,経済を発展させてきたが,特にエレクトロニクスを中心とする科学技術の急激な発展により我々の社会は,情報処理,通信等に関する手段を高度に発展させている。これらの科学技術は,更に高度な発展を遂げることが期待されており,それに向けての研究開発が精力的に進められている。このような科学技術の発展がもたらすインパクトは,人類が産業革命において獲得した動力技術にも匹敵するとの指摘もなされている。社会の情報化は,こうした科学技術の発展をベースとして急速な進展を示しており,今後の社会,経済の発展を考えていく上で極めて重要な因子となっている。

本年の白書は,第1部においてこのような情報化を科学技術の面からとらえ,情報化の今後の展開に向けての課題を明らかにすることとした。このため,我が国の情報化の現状とその動向を概観するとともに,このような情報化の展開に対応した科学技術がいかに進展してきているかをとらえ,これらを踏まえて今後の情報化の展開に向けての科学技術を中心とする課題を明らかにした。なお,第2部,第3部では例年どおり科学技術活動の動向及び政府の施策を取りまとめた。


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