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第2部   科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
2.  我が国における科学技術情報活動
(1)  文献情報の収集・加工・提供


我が国における科学技術関係の情報サービス活動は,「科学技術情報の全国的流通システム(NIST) 注) 」の総合センター,専門センターをはじめとする種々の機関で行われている。 第2-2-2表 に主なサービス機関の概要を示すが,このうちの多くの機関が,内外の文献を収集して,抄録誌,索引誌等の二次資料の形に加工して提供している。いくつかの機関では,さらにこれらに関する機械検索サービスを行っている。

我が国における科学技術情報の中枢的機関である日本科学技術情報センター(JICST)では,世界各国から収集した文献情報を昭和55年度については44万件処理して,データベース化し,印刷物(「科学技術文献速報」)として提供するほかJICSTオンライン情報システム(JOIS)によって,オンラインサービスを行っている。昭和55年度には,欧米システム並みの機能を持つシステムJOIS-IIを完成し,56年4月から実用サービスを開始することになった。

文部省関係では,東京大学,筑波大学等において,大学関係者を対象としオンライン情報検索サービスを実施している。また,大学等高等教育研究機関間における総合的学術情報流通体制の整備の重要性にかんがみ,学術審議会は昭和55年1月「今後における学術情報システムの在り方について」の答申を行った。文部省ではこの答申を受けて,学術情報センターシステムの開発調査を行い,そのコンピュータシステム,ネットワークシステム等を明らかにした。


注)昭和44年10月に科学技術会議が行った「科学技術情報の流通に関する基本的方策について」(第4号答申)中の構想で,NISTの推進に関する政府の施策は第3部,第4章(科学技術振興基盤の強化)参照。

第2-2-2表 我が国における主な科学技術情報サービス機関


特許庁では(財)日本特許情報センター(JAPATIC)において,国内の特許情報(年間約40万件発生)及び米国の特許情報を網羅的に処理しており,従来の冊子体,バッチによるサービスに加え,昭和54年4月からオンラインサービス(PATOLIS)を開始している。

農林水産省では昭和53年度に発足した筑波研究学園都市の農林水産研究情報センターを中心に,内外の農林水産関係試験研究情報の収集,検索等を行い,情報のサービス体制の充実を図っている。

通商産業省工業技術院では,昭和55年度に工業技術院筑波研究センター内に情報計算センター(RIPS)を設置し,同センターと各試験研究所とを光ファイバーで結び,研究開発推進のために必要な研究情報の各種サービスを行っている。


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