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第1部   世界の中で
第4章  我が国科学技術の今後の課題
7.  国際協力の展開


国際協力は,施設,資金,人材等の効率的活用,国際的な友好関係の増進等に寄与するものであることから,先進国との協力による人類共通の科学技術課題に取組むとともに,発展途上国との研究・技術協力等を積極的に展開する必要がある。

と閣僚連絡会議では述べている。

科学技術は,国際的な厳しい開発競争のもとに発展していくという側面を有しているが,本来は人類全体の発展に貢献すべきものであり,国際的に協力しあってエネルギー問題,地球的規模での環境問題をはじめとする国際的諸問題の解決や研究開発の効率化を図っていくとともに,その成果を開発途上国に移転していくことも重要な課題となっている。第2章で紹介したように,先進諸外国も国際協力に大きな力を入れて来ているが,特に,これまで導入技術をベースにGNPで自由世界第2位というように大きく成長した我が国は,科学技術の分野でも国際的に応分の貢献をしていくことが強く求められるようになっている。

このような状況のなかで我が国としては,

1) 欧米の先進国との間に科学技術の協力協定を締結し,核融合,石炭液化,宇宙,地震等をはじめとする国際共同研究や人材交流その他の科学技術交流を積極的に推進しており,近時これらの協力は急速に活発化してきている。
2) また開発途上の国々に対しても協力相手国の科学技術基盤を強化し,相手国自らの力で社会経済の発展をさせ得るよう研究・技術協力を積極的に推進することとしている。
3) 以上のほか,国際連合及びその関係機関,経済協力開発機構(OECD)等の国際機関を通じての協力にも積極的に取り組んでいる。

我が国としては,従来の受身的な対応に止まらず,人類規模の問題について我が国が広く国際共同研究を呼びかける姿勢が必要であろう。


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