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第1部   世界の中で
第2章  主要先進国の科学技術振興施策
第6節  日本
6.  国際社会における科学技術活動


近年,世界はエネルギー,食糧,保健医療,環境等全地球的規模で解決を図る問題が増加し,これらの問題を解決するための科学技術の果す役割が大きくなっている。特に,資源が乏しい我が国は,自主技術開発力を高め国際競争力を強化するとともに,国際協調を図っていくことが要求されている。

我が国は国際的な科学技術協力として,新エネルギー等の大規模な技術開発等に関する先進国間の研究協力を促進するとともに,開発途上国に対し,人材の養成を含めた効果的な技術協力を積極的に推進する施策をとっている。

先進国との協力活動については,進んだ知識を提供し合うことにより相互の科学技術能力を高め合うこととし,このため,相互対等の立場に立った人材交流,情報交流を促進するとともに,共通の関心事,特に膨大な資金を要する研究については共同研究を重点的に進めることとしている。

現在実施されている先進国との協力活動は,協定等に基づき先進国共通の原子力開発,エネルギー開発,天然資源開発,環境保護,宇宙開発など多分野にわたり,協力国も米国,フランス,西ドイツ,カナダ,オーストラリア,ソ連等大部分の先進主要国に及んでいる。また対先進国との協力については,上記のような2国間の交流だけでなく,OECD等の国際機関を通じた情報及び人材の交流,統計資料などの作成,共同研究の実施を行っている。

一方開発途上国との協力活動については,開発途上国の科学技術基盤を強化し,社会経済を開発途上国自らが発展させ得るようその素地を培養する科学技術協力を行うこととしており,政府ベースにおいては,国際協力事業団(JICA)等を通じた研修員の受入れ,専門家の派遣,機材の供与等,また関係省庁による研究者の交流・共同研究等が実施されている。また,このほか我が国は国際連合諸機関等の多国間科学技術協力にも参加している。


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