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第1部   世界の中で
第2章  主要先進国の科学技術振興施策
第6節  日本
5.  基礎研究


基礎研究は科学技術全体の発展の基盤となり,またこれを先導する役割を果すべきものであり,このため常に基礎研究の着実な積み重ねが必要とされている。

我が国が基礎研究に投資する研究費の割合は,全研究費の15〜16%で,主要先進国と比較した場合,西ドイツ,フランスに次いでおり,中間に位置している。

しかしながら,その推移をみると,昭和40年度には,基礎研究の割合は約30%を占めていたが,その後年々減少し,ここ数年上記の割合となっており,特に民間企業における基礎研究費の割合の低下が著しく,昭和54年度にはその割合はわずか5%となっている。

従来,我が国は,先進国から科学技術を積極的に導入し,これを消化吸収して高い技術水準を達成し,優秀な製品をつくりだしてきた。

しかし,近年の国際競争の激化,我が国独自の問題への対処,技術導入の困難化等により自主技術開発の必要性は従前にも増して高まっており,このため基礎研究の成果の蓄積が不可欠となっている。先の「新経済社会7ヵ年計画」においても,科学技術全体の発展基盤を強化し,21世紀まで見通した科学技術の新たな飛躍を目指したシーズを発掘し,育成するため基礎研究を充実するとともに,その成果の効率的実用化を図る。その際には,国公立試験研究機関,大学,研究所等の研究環境の整備を促進し,経常的研究基盤を培う一方,重点的な研究開発とその効率化や,国際交流の推進を図る必要があるとしている。


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