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第1部   世界の中で
第2章  主要先進国の科学技術振興施策
第6節  日本
4.  人材


科学技術の発展は,豊富な研究費と優秀な人材の確保があいまってはじめて期待されるものであるが,我が国の研究者数は昭和54年現在28万人でソ連,米国についで世界第3位であり,また全人口に占める研究者の割合も同様にソ連,米国に次いでいる。

我が国では昭和30年代後半から40年代にかけて高度経済成長が達成されたが,当時これを支える技術革新を推進するための理工系の科学技術者が大量に不足することが予想され,昭和30年代に理工系学生が大幅に増員され,40年代後半から50年代に科学技術者の不足も漸次解消された。その結果,第1章でも示したように,我が国は主要先進国のなかでもソ連に次いで理工系学生の割合が高く,またなかでも工学系の学生の割合が高いのがその特徴となっている。

しかし,近年,科学技術の専門化,高度化の著しい進展,多領域及び境界領域の研究開発の増大,創造的な研究に対する要請の高まりなどにより,高度な専門能力を有し,かつ創造力に富んだ人材及び既存の技術をシステム化して効果的にまとめあげ,それを適切に社会に適用していける能力をもち,異分野にも深い造詣を有する総合性のある人材が求められている。

そしてこのためには,研究者の異分野への転換等人材の流動化と,これらの人材の再教育,継続教育が必要であるとされている。


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