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第1部   世界の中で
第2章  主要先進国の科学技術振興施策
第3節  フランス
4.  科学技術振興制度


宇宙・原子力などの特定の巨大プロジェクトによる総合研究開発については,国立宇宙研究センダー(CNES),原子力庁(CEA)など政府の機関を中心に研究が進められているが,一般的制度としては共同研究活動制度及び開発援助制度がある。共同研究活動制度は,新分野や境界領域など既存の研究組織では十分に対応できない研究で,異なった学問領域の研究者あるいは大学,政府・民間の研究所など異なった研究組織の研究者が共同で行う研究に対して補助金を交付する制度であり,これにより異なる施設,機関の研究者の交流,技術交流が図られている。開発援助制度は,企業の新技術,新製品の開発のために国が危険負担し,融資を行う制度であり,労働条件・生活条件など公共の福祉に寄与するもの,一次産品の安定供給に寄与するもの,輸出に寄与するものなどに重点を置いている。この他,企業の発明を一定水準にまで開発するための開発準備助成金が繊維・化学の部門を中心に,また,製品の外国市場向け開発のための適応化助成金が工作機械などの資本財部門を中心に支出されている。

また,フランスでは研究成果の実用化が必ずしも十分に行われていないため,研究評価庁により,公的研究機関の発明・特許の実用化に対して援助が行われている。


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