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第1部   世界の中で
第2章  主要先進国の科学技術振興施策
第2節  西ドイツ
2.  重点研究開発課題


「西ドイツ経済社会変革委員会」の連邦政府への答申(1976年10月)によれば,西ドイツの科学技術政策は,西ドイツ経済の国際競争力とニーズに合った生産構造の確保に貢献し,長期に国民経済の生産性向上を図り,高い雇用水準を維持し,また実質経済成長を保証する手段でなければならないとされているが,具体的には以下のようである。


(1) エネルギー技術開発の促進

西ドイツの場合も核エネルギーが主体であるが,豊かな石炭資源の活用による石炭のガス化,液化も重視されている。(「エネルギー技術計画」)


(2) 優位性のある産業の技術開発の促進
1) 中期的に見て成長と輸出機会がプラスと見込まれる一般機械工業,プラント工業等の製品グループに開発の重点を置き,その中でも省エネルギー,省資源,環境保全型の機械等といった新規の製品・工程の開発に研究開発を集中させる。
2) 新たな産業革命を起こしつつあるエレクトロニクス,レーザー,高性能材料等の中核的技術の開発及びその組織的な普及を図る。 なお,産業構造変化の影響を緩和する観点から,大学教育は狭い分野に限るのでなく,特定の職業,あるいは専門分野を越えた基礎知識の割合を高くし,新製品,新工程へ移行しても大きな障害をもたらさないようにすべきであるとされている。

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