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第2部   科学技術活動の動向
第3章  技術貿易及び特許出願の動向
1.  技術貿易
(1)  我が国の技術貿易の動向


昭和54年度の我が国の技術貿易は,日本銀行「国際収支統計月報」によれば,輸出(対価受取額)は750億円(342百万ドル),前年度比30.0%増,輸入(対価支払額)は2,762億円(1,260百万ドル),前年度比5.7%増となった。この結果,技術貿易収支比(輸出/輸入)は27.1%となり,前年度より5.0ポイント増加した( 第2-3-1図 )。

昭和53年度の産業別技術貿易を総理府統計局「科学技術研究調査報告」で見ると( 第2-3-2図 , 付属資料9 ),技術輸出では建設業が前年度の約2.3倍増の279億円,精密機械工業が約2.0倍増の11億円と大きな伸びを示した。このため業種別順位は建設業が構成比22.9%でトップを占め,続いて化学工業247億円(20.3%),輸送用機械工業186億円( 15.3%),鉄鋼業175億円(14.3%),電気機械工業122億円(10.0%)となっている。

一方,技術輸入においては電気機械工業が全体の約4分の1の472億円(24.6%)を占め,以下輸送用機械工業419億円(21.8%),化学工業(288億円(14.6%),機械工業221億円(12.O%)と続いている。

第2-3-1図 我が国における技術貿易の推移

第2-3-2図 我が国の業種別技術貿易の内訳(昭和53年度)

第2-3-3図 我が国の地域別・国別技術貿易の内訳(昭和53年度)

技術貿易収支額では,建設業,鉄鋼業,出版・印刷業,農林水産業を除いた業種はいずれも入超であり,なかでも電気機械工業(350億円),輸送用機械工業(233億円),機械工業(183億円)などの入超額が大きい。

次に,地域別・国別に見ると( 第2-3-3図 , 付属資料10 ),技術輸出では東南アジア384億円(31.5%),アフリカ・オセアニア260億円(21.3%),ヨーロッパ187億円(15.3%),北アメリカ168億円(13.8%),西アジア126億円(10.3%),南アメリカ75億円(7.8%)となっており,国別では,中国144億円(11.8%),米国131億円(10.7%),イラン74億円(6.1%)と続いている。前年度比をみると,ヨーロッパ向けが24%減少したが,他の地域向けはいずれも増加しており,特にアフリカ・オセアニア向けは146%増と大幅な伸びを示した。

第2-3-4図 我が国の地域別技術貿易の業種別内訳(昭和53年度)

第2-3-1表 主要国における技術貿易額の推移


技術輸入については,北アメリカ1,252億円(65.2%),ヨーロッパ664億円(34.6%)からが大部分を占めており,国別では米国が1,231億円(64.1%)と圧倒的に多く,以下,西ドイツ206億円(10.7%),イギリス149億円(7.8%),スイス124億円(6.5%),フランス64億円(3.3%)と続いている。

前年度比を見ると各国からの技術輸入は停滞傾向にある。

次に技術貿易を地域別・業種別に見ると, 第2-3-4図 に示すように,技術輸出においては,アフリカ・オセアニアは建設業(67.2%),南アメリカは鉄鋼業,西アジアは輸送用機械工業(28.4%),北アメリカ,ヨーロッパ,東南アジアは化学工業のウェイトが大きくなっている。技術輸入では北アメリカからは電気機械工業(28.3%),輸送用機械工業(23.8%),ヨーロッパからは化学工業(18.8%),輸送用機械工業(18.2%)が大きいウェイトを占めている。


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