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第1部   時代を拓く科学技術
第2章  1980年代科学技術発展の展望
第1節  80年代科学技術の概観
  科学技術会議第6号答申


科学技術会議は答申第6号「長期的展望に立った総合的科学技術政策の基本について」のなかで,今後の研究開発活動については,もとより幅広く推し進められることが必要であるが,資金,人材などの限られた範囲内においてその効果を最大限に発揮するためには,社会・経済などからの要請が強くその成果が国民の生活全般に及ぶもの,あるいは科学技術の基礎を支えるもの,他の分野への波及効果の大きいものに重点をおいて進めることが不可欠であるとし,次の5領域を取り上げている。


資源制約の克服に資する科学技術

エネルギーの確保と有効利用,食糧の確保と有効利用,原材料の確保と有効利用,水資源の開発と有効利用


2) 環境,安全問題の解決など望ましい生活環境の整備に資する科学技術

環境の保全,安全の確保,生活環境の整備


3) 国民の健康の維持・増進に資する科学技術

健康の維持・増進,高齢化社会への対応と社会復帰の促進,医療需要の増大と多様化への対応,高死亡率疾病等の克服


4) 先導的・基盤的な科学技術

宇宙開発・航空技術,海洋開発,ライフサイエンス,極限科学技術,情報・電子技術,ソフトサイエンス


5) 国際協調に資するとともに国際競争力の確保に資する科学技術

国際協調への対応,国際競争力の維持への対応科学技術会議はこれらの重要研究開発の推進に当たっては,第1に,研究開発主体相互の協力と連携を重視することが必要である,第2に,重要研究開発の推進に際しては,計画を立案して目標の明確化とそれに到達する過程の具体化を図ることが必要であり,また,あらゆる段階での適切な評価が求められる,第3に,重要研究開発課題のうち,その実施が国として緊急かつ重大な要請であり,当該プロジェクトの遂行に大規模な総合的・組織的研究開発体制,多額の研究開発資金,長期の研究開発期間を必要とし,また目標達成のための見通しがあり,その手順を示すことができるものであることなどの要件を満たす研究については,ナショナル・プロジェクトとして推進することが必要であるとしている。


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