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第2部  科学技術活動の動向
第2章  科学技術情報活動の動向
3  海外主要国における科学技術情報活動の動向
(5)  欧州共同体(EC)


科学技術情報活動へのECの取組みは,ユーロネット(Euronet)の構築で代表される。ユーロネットとは,EC自身が経営に当たる,加盟国をつなぐ国際データ通信ネットワークであり,1979年前半に実働を開始する予定である。この計画の意図は,欧州各国にある科学技術関係のデータベース提供サービスを,共通のネットワークで利用しようという分散データベースシステムの考え方であるが,米資系ネットワークの進出によって,欧州におけるデータベース利用の中に占める米国のサービスへの依存率は,1973年の10%から年々上昇し,1976年には44%に達しており,このような事実も,EC独自のネットワークの建設に強い影響を与えたと言われている。ユーロネットに接続を予定しているホストシステムは,今のところ,英,仏,西独,伊等の18機関(ECやEuropean Space Agencyのシステムも含む。)で,約100種のデータベースの提供が計画されている。現在は,科学技術情報が先導しているが,将来は欧州の総合的な情報伝達網の役割を果たすことが期待されている。


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