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第2部    科学技術活動の動向
第3章  技術貿易及び特許出願の動向
1  技術貿易
(2)  主要国の技術貿易の動向


主要国の技術貿易を見ると( 第2-3-1表 ),技術輸出では,アメリカの1兆2,687億円(昭和52年)が圧倒的に大きく,フランス4,334億円(51年),イギリス1,463億円(50年),西ドイツ900億円(52年),日本626億円(52年)を断然引き離している。技術輸入では大差はなく,日本2,758億円(52年),アメリカ1,200億円(52年),イギリス1,437億円(50年),西ドイツ2,192億円(52年),フランス3,500億円(51年)となっている。この結果,技術貿易収支比(対価受取額/対価支払額)は,アメリカが10.57(52年)で第1位にあり,次いでフランス1.24(51年),イギリス1.02(50年)となっている。

第2-3-1表 主要国における


西ドイツと日本はそれぞれ0.41 (52年),0.23(52年)で入超となっている。技術貿易収支額で見ると( 第2-3-5図 ),アメリカの出超額は年々増加しており,52年には1兆1,487億円に達している。フランスは49年から出超となり,51年には834億円の出超となっている。反面,日本,西ドイツは毎年入超額が増加し,それぞれ2,132億円(52年),1,292億円(52年)に達している。

第2-3-5図 主要国の技術貿易収支額の推移

最後に,技術貿易で圧倒的なウェイトを占めるアメリカの技術貿易を 第2-3-6図 及び 付属資料11 に示す。地域別に見ると,EC9カ国との技術貿易額が大きく,技術輸出入ともに約4割を占めている。相手国別に見ると,技術輸出ではカナダ向けが673百万ドルが最も多く,以下,イギリス573百万ドル,日本498百万ドル,西ドイツ391百万ドル,フランス275百万ドルと続いている。一方,技術輸入でもカナダがトップで142百万ドル,次いでイギリス86百万ドル,西ドイツ40百万ドルの順となっている。この結果,技術貿易収支はいずれの国に対しても出超であり,国別の収支額はカナダ531百万ドル,日本522百万ドル,イギリス487百万ドル,西ドイツ351百万ドル,フランス259百万ドルの順となっている。アメリカの技術貿易を直接投資関連と直接投資非関連 注) とに分けた場合,最近は直接投資関連分が技術輸出の約8割,技術輸入の約6割を占めており,この割合は,近年あまり変化していない。直接投資関連の受取りではEC9カ国やカナダのウェイトが大きく,支払ではEC以外の西ヨーロッパやカナダのウェイトが大きい。また,直接投資非関連の受取りではEC9カ国と日本が,支払いではEC9カ国のウェイトが大きい。

第2-3-6図 アメリカの技術貿易額の推移


注) 技術輸出に伴う対価受取額のうち直接投資関連分には,アメリカにある親会社の海外子会社からの受取額ではなく,「(アメリカにある親会社の海外子会社からの受取額)―(アメリカにある親会社の海外子会社に対する支払額」)が計上されている。これと同様に,技術導入に伴う対価支払額のうち直接関連投資分には,アメリカにある親会社の海外子会社に対する支払額でなく,「(アメリカにある子会社の海外親会社への支払額)―(アメリカにある子会社の海外親会社からの受取額」)が計上されている。このように差引額が計上されているため,値は負となることもありうる。


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