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第1部   科学技術発展の回顧と新たな課題
第2章  社会開発分野における技術革新への期待
第1節  社会開発分野における科学技術の役割
1  分野別の特徴


社会開発分野の課題解決に科学技術がどの程度寄与できるかについて,ある調査を基に分野ごとの全般的傾向を極めて大ざっぱに見るため,社会開発分野での問題解決のための科学技術上のネックについて少数の専門家の意見をまとめたのが第1-2-1図である。科学技術が一つの制限因子として働いていることは事実であるが,科学技術の進歩がないので実現が不可能になるほどの因子とは考えられないとする意見と技術上の問題は無視してよいほど小さいとする意見の合計が,いずれの分野においても50%以上を占めていることは注目に値する。このことは,科学技術以外の要因が重大であることを示している。

この面での科学技術の立遅れの原因を,同じ専門家の意見によって見ると,第1-2-2図のとおりである。ここでも,立遅れの原因は,科学技術政策,科学技術者の態度,研究管理などの科学技術的要因よりも,社会的要因(社会的慣習,ものの考え方)や経済的要因が大きくなっている。


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