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第2部  科学技術活動の動向
第3章  技術貿易及び特許出願の動向
1  技術貿易
(2)  技術輸出


総理府統計局が行つた資本金100万円以上の企業についての 調査 によると,昭和47年度において技術輸出を行つた企業数は前年度に比較し8.4%の減少となつた。輸出件数は対前年度比11%増の2,836件となつたが,技術導入件数に対する割合は47.4%と前年度の57.5%を下回つた。

技術輸出件数を業種別に見ると,全件数に占める比率の大きい業種は機械工業,電気機械工業,化学工業で,その比率はそれぞれ36.2形,24.5形,12.0%となつており,これら3業種が全件数の3分の2に達している( 第2-3-8表 )。

対価受取額について見ると,昭和47年度は対前年度比55.1%と大幅な増加を来し,421億円となつた。製造業の対価受取額を業種別に見ると,全対価受取額に占める比率の大きな業種としては,化学工業,電気機械工業,鉄鋼業等があり,その比率はそれぞれ38.9%,13.9%,10.4%で,この3業種が全対価受取額の3分の2を占める( 第2-3-9表 )。また,前年度に比し増加の著しい業種としては,化学工業の2.4倍を筆頭に機械工業,非鉄金属工業,電気機械工業,窯業等が1.7倍前後の増加,金属製品工業が1.5倍増となつている。

一方,減少している業種としては,精密機機(11.6%減),繊維工業(7.5減%)が挙げられる。


注)本項では総理府統計局の科学技術研究調査結果を使用した。(1)技術導入の項で使用した日銀統計と比較し,対価受取額が大きな値となつているのは,日銀統計は外為取引として報告のあつたものであるが,科学技術研究調査は外為取引の有無にかかわらず集計していることなどによると考えられる。

第2-3-8表 業種別技術輸出件数

技術輸出件数及び対価受取額を資本金規模別に見ると,資本金10億円以上の企業215社の技術輸出件数は887件で全輸出件数の31%であるが対価受取額では全体の73%を占め,この階層における技術1件当たりの価格が非常に高いことを示している( 第2-3-10表 )。

更に,技術の輸出先について見ると,東南アジア,ヨーロツパ,北アメリカに集中しており,件数ではそれぞれ45.9%,22.6%,17.2%,対価受取額ではそれぞれ47.6%,24.3%,14.9%となつている( 第2-3-11表 )。

第2-3-9表 製造業種別技術輸出による対価受取額

第2-3-10表 企業の規模別技術輸出状況

第2-3-11表 昭和47年度技術輸出先別件数及び金額


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