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柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(令和元年9月6日)

令和元年9月6日(金曜日)
教育、スポーツ、文化、その他

キーワード

日本人の姓名のローマ字表記、ハンセン病家族訴訟原告団との面談、東京オリンピック・パラリンピックでの旭日旗の競技会場持ち込みに関する件

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

令和元年9月6日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和元年9月6日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、私からは1件です。本日の閣僚懇談会において、公文書等における日本人の姓名のローマ字表記について私から発言いたしました。日本人の姓名のローマ字表記については、平成12年の国語審議会答申において、「日本人の姓名のローマ字表記に関し、「姓-名」の順とすることが望ましい」とされていますが、答申から20年近くが経過した現時点においても本答申の趣旨が必ずしも十分に共有されていないのではないかと考えられるところです。そのため、本日の閣僚懇談会において、政府が作成する公文書等における日本人の姓名のローマ字表記について、原則として「姓-名」の順で表記されるよう取り扱いを定めていただくことをお願いしました。今後、その方向で内閣官房を中心に関係省庁において具体的な取扱いが定められることになります。私からは以上です。

記者)
 冒頭発言ございました姓名の順番ということで、まず文部科学省としては、近く通知をということで先日の会見でもありましたけれども、まずどれくらいに通知を出すのかということと、先ほど最後に関係省庁においてそのような具体化に向けてというところがありましたけれども、実質、例えば政令として整えるのか、法律をというような話になるのか、どういった形で「姓-名」というところを徹底させていくのかというのをお願いします。

大臣)
 今、ご質問になられた具体的な時期、それから方式等についてでありますけれども、内閣官房を中心に関係各省庁において速やかに検討され、政府としての具体的な取扱いが定められるものと考えております。なお企業等への周知の在り方については、内閣官房を中心に関係省庁において具体的な取扱いを定めるのと並行して検討されるものと考えております。

記者)
 昨日のハンセン病訴訟のですね、原告側との面会についてお伺いします。初めて実際に原告側からお話しを聞いてどのように受け止められたかということと、実際、啓発活動などについてはですね、当事者と協議の場を設けてほしいという要請がありましたけれども、今後、どのように取り組んでいかれるのか、具体的な何か決まっているのであれば教えてください。

大臣)
 昨日は、ハンセン病家族訴訟原告団である元患者、あるいは患者の御家族の皆様と直接お会いして、お話しを伺いました。御家族の皆様からは、長年にわたる苦しい御経験や率直な御意見、お気持ちを聞かせていただきました。やはり当事者の言葉は大変重いと感じました。御家族の皆様のお気持ちをしっかりと受け止めなければならないと、改めて強く感じたところです。文部科学省といたしましては、昨日いただいたお話も踏まえ、今お話しがあったとおり、今後とも関係者の方々の御意見も伺いながら厚生労働省や法務省など関係省庁と連携して、差別や偏見の根絶に向けて取り組んでいきたいというように考えております。スケジュールにつきましては、昨日、御家族の皆様から直接お話しをお伺いしたことが、協議のスタートであると考えております。人権教育や人権啓発に係る協議のスケジュールですとか、具体の進め方については、今後、関係省庁と原告団・弁護団の方々とで相談をしながら詰めていきたいと考えております。

記者)
 冒頭の姓名表記の関係で質問なんですけれども、今日、懇談会の場でそういった方向性について発言され、ある意味政府の中で合意を得たのか、方向性は確認されたのかと思うんですけれども、他の閣僚の方からどんな意見が出てですね、最終的にそういう方向に一致したのかという点をまずお聞かせください。

大臣)
 私の閣僚懇の発言に対しては、特段の御異議はありませんでした。ただ、閣議や閣僚懇が終わった後ですね、一部の閣僚の方からそもそもなんで「名-姓」の順になっているんだとか、そういうこれまでの経緯とかについて確認をする御発言はありました。また、今、私の方からは、英語教科書においては、全て「姓-名」の順で掲載をされているということについて紹介をさせていただくなど、現状についての色々と確認というか、そういったことがありました。

記者)
 現状について確認されたというのは、閣僚懇の中でそういう説明をされたというよりは終わった後にですか。

大臣)
 終わった後ですね。繰り返しになりますけれども、特に閣僚の方から異論はありませんでした。政府としてですね、しっかりとこの方針に基づいて進めていくということは合意されました。

記者)
 今後の対応なんですけれども、内閣官房を中心に関係省庁で調整するということだったんですが、具体的に何かチームを立ち上げたりとかですね、そういった対応の在り方について現状決まっているものがあれば教えてください。

大臣)
 現時点においては、特にそういった具体的な組織の設置等についてかたまったものはございません。関係省庁において具体的な取扱いを定める際にそういった組織とか、あるいはその検討のスケジュールなどについても詰めていかれるものと考えております。

記者)
 最後にですね、今回、「姓-名」順で統一する方向で作業が進められるのかと思いますけれども、改めて呼びかけの意義というかですね、どういうふうに大臣は考えていらっしゃるのかお聞かせください。

大臣)
 グローバル社会が進んでいくにしたがって、人類の持つ言語ですとか文化の多様性を人類全体がお互いに意識するということが、ますます重要になってきているんだと思います。河野大臣もおっしゃっていましたけれども、韓国では文在寅、中国では習近平、それを対外的なローマ字表記でも用いているということであります。私としては、そういう観点から日本人の姓名のローマ字表記については、「姓-名」という日本の伝統に則した表記としていくことに意義があるというふうに考えております。

記者)
 東京オリンピック・パラリンピックについて、お伺いします。韓国国会の文化・体育・観光委員会が、旭日旗の競技会場への持ち込み禁止措置を大会組織委員会に異なる決議を採択したことに対して、組織委員会は、旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えており、持ち込み禁止することは想定していないと表明しました。また、菅官房長官も「持ち込み禁止をすることは想定していないと承知している」と答えています。しかし、国際サッカー連盟の下部組織であるAFCは、旭日旗を国家の起源や政治的意見を表明する差別的なシンボルとして禁止しています。そこで、2点お伺いします。国際的に差別的なシンボルと認定されたものをオリンピック・パラリンピックで許容するのは、外交上の問題が生じるのではないでしょうか。また、旭日旗は、日本国内で広く使用されておりとのことですが、自衛隊と右翼団体の街宣以外のどのような場所で広く使用されているのでしょうか。こちら2点お願いします。

大臣)
 菅官房長官からも、昨日、コメントがあったとおりですね、組織委員会の判断としては、旭日旗はですね、特に政治的な特定のメッセージを持つものではないという理解だということであります。確かに、そういうそれについて政治的なメッセージを持って利用されているというですね、そのような指摘があることは承知をしておりますけれども、例えば、今お話があったとおり、自衛隊において、旭日旗は通常のとおりですね、訓練等において、例えば、軍隊との共同の訓練などに活用されているということであります。ということで、これを持ち込み禁止するということは想定をされていないというのが、官房長官の答弁の趣旨だと思いますし、私もそれについては同じ意見であります。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:令和元年09月 --