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柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(令和元年8月30日)

令和元年8月30日(金曜日)
教育、文化、その他

キーワード

第11回日中韓文化大臣会合、夏休みが明け学校が始まる時期は子供の自殺が増えるとされている件に関して子供への大臣メッセージ、ツイッターによるコミュニケーション

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

令和元年8月30日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和元年8月30日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、私からは1件です。8月29日、30日、この2日間で、第11回日中韓文化大臣会合に出席してまいりました。今回の会合では、2020年の東アジア文化都市として、日本は北九州市、中国は揚州市、韓国は順天市を決定しました。東アジア文化都市間の青少年交流等の推進、ASEAN文化都市や欧州文化首都との交流推進でも一致しました。東京でのオリンピック・パラリンピックの機会に日中韓共同文化プログラムを実施し、中国と韓国が共同で参加できる方策を検討することで一致しました。こうした点を含め、議論の成果を「仁川宣言」として取りまとめました。今回の会合の成果を踏まえ、今後、日中韓、日中、日韓間の具体的な文化交流事業を推進し、相互の関係発展を図ってまいります。私からは以上です。

記者)
 文化大臣会合ですが、こうした韓国国内での日本に対する否定的とも言うべき動きというのは続いていますが、そういった中で大臣が訪問されたと、改めてですけど、今回の訪問の意義、成果、強調されたい点を教えてください。

大臣)
 まさに今、日韓の間で歴史問題ですとか、あるいは通商外交問題で非常に関係がぎくしゃくしている、またその余波を受け、自治体が主催する日韓間の青少年交流事業のいくつかについてまでもですね、韓国側から日本側への派遣事業の中止や延期の連絡があるというような状況であることは承知をしております。しかしながら、こういう時だからこそ、今般、まさに時宜を得た形で、日韓二国間会合も開催することができ、こういう状況にあって、二国間の相互関係の基盤となる国民間の草の根交流、文化交流をこれからもしっかりと続けていく意義は、非常に大きいという認識で一致をしたところでございます。そのうえで、先ほど申し上げた「仁川宣言」に盛り込まれた成果に関する議論ですとか、日韓間でのそういった青少年交流を含めた文化交流や協力を推進する方策、文化交流事業における協力について、非常に率直かつ有意義な意見交換が行えたということはですね、私は非常にこれからの両国間の未来にとって意義の深いものだったというように考えています。

記者)
 中高生の自殺が増える、夏休み明けに際して悩んでいる子供たちですとかメッセージがあれば、また、文科省として新たに取り組みたいことがあれば教えてください。

大臣)
 御指摘のとおり、18歳以下の自殺者は、8月下旬から9月上旬等の学校の長期休業明けにかけて急増する傾向があることから、児童生徒の命を守るためには、学校や地域、家庭、関係機関が連携して、児童生徒の変化を適切に把握し、見守りを強化していくことが極めて重要だと考えます。長期休業明けを迎える子供たちには、次のことを伝えたいと考えます。悩み苦しんでいたとしても、決してあなたは一人ぼっちではなく、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、学校の先生、あるいは学校や近所の友達、誰にでもいいから悩みを話して欲しい。きっと誰かが助けてくれます。また、周囲にもし相談がしずらいときには、文部科学省でも24時間子供SOSダイヤルという相談窓口を設けています。0120-0-78310(なやみ言おう)に相談してください。文部科学省としても、児童生徒の悩みをしっかりと受け止め、どんな事があってもその命を守り通せるよう、引き続き、自殺予防の取組に全力を尽くしていきたいと考えています。

記者)
 2点お伺いします。今回の韓国訪問中もツイッターでの発信を柴山大臣は行われていたと思うんですけれども、改めて、大臣から見てツイッターでの有権者及びそういった方々とのコミュニケーションというのはどういうものだと、政治的アプローチだとお考えでしょうか。

大臣)
 ツイッターをされている閣僚の方々はたくさんいらっしゃるかと思います。私がツイッターを通じて情報発信をする際には、まさに非常にタイムリーで、かつこちらからもそうですけれども、いただいたご意見についても、全部は見ることは物理的にできないんですけれども、その多くをですね、きちんと見ることができるという意味で、双方向性のある有意義なツールだというふうに考えております。今回の日中韓文化大臣会合においてもですね、メディアの、特に韓国も含めたメディアの動向等についても、ツイッターで紹介をすることによって、それが非常に有意義な内容のものだったということが、おそらく皆さんに分かっていただけるのではないかというように思います。

記者)
 もう1点なんですけれども、そういったツイッターの中で、8月16日のサイレントマジョリティは賛成だという部分に対して、多くのリツイートだったりご意見が寄せられていると思います。それを踏まえた上でも、やはりそのご意見というのは、変わらず賛成、賛意だと思われるのか、どういうふうに受け止めてらっしゃるのか教えてください。

大臣)
 実はですね、もちろんツイッターで御意見をいただく場合には、批判的な意見が非常に多いというのは、これはこれまでの私の経験則からも明らかでありまして、それはなにも今回の民間試験の導入に関わらず、例えば医学部入試についての私の国会対応ですとか、あるいは留学生に対する様々な対応ですとか、そういうことについてもご意見をいただく場合には、御批判が多いということだと思っています。ただ、我々は色々とですね、従前の政策における統計ですとか、そういうことも踏まえて慎重に、そういったご意見ももちろん参考にはしますけれども、決定をしておりますし、例えば世論調査とか、内閣支持率ですとか、そういうことが統計上出てきた場合には、それも見てみると必ずしもそういったツイッターにおける御意見の数とは違うものが出てきております。前回、この場で紹介させていただいたように、4技能を判断する民間試験の導入についてもですね、以前実施したアンケートでは、保護者の方々のかなり多い方々が賛成をしているという結果も出ているところでもございますので、そういったことも踏まえてしっかりと政策運営をしていきたいというふうに考えております。

記者)
 話題が日韓の会合に戻るんですけれども、今回の韓国を訪問された際にですね、日韓の二国間会合の場もあったと思うんですけれども、最近ではですね、オリパラに関してもそうなんですけれども、具体的に韓国側から福島第一原発の対応への懸念ですとかですね、具体的な注文や疑念の声が届く場合もあると思うんですけど、そういった意味で何か個別具体的に政府が対応を求められたような事例があったのかどうか教えてください。

大臣)
 大臣会合の場でのやり取りの詳細についてはですね、朴長官との間で率直に意見交換する代わりにですね、詳細についてまでは対外的にはお話するのは避けようという合意をしております。ただ、日中・日韓二国間会合それぞれにおいて、この3カ国の文化交流や協力を推進する方策の議論の他にですね、日中、あるいは日韓の間の文化交流に関する様々な論点というか問題について、率直に議論を行わせていただきました。まず、日韓二国間会合においては、両大臣間において、日韓関係が厳しい状況下にあっても、二国間の相互理解の基盤となる国民間の交流や文化交流をこれからもしっかり続けていくべきとの点で一致した。これは先ほど紹介したとおりなんですけれども、具体的に、「日韓交流おまつり」など日韓文化交流の推進、東アジア文化都市のロゴ作成に向けた協力、2020年東京オリンピック・パラリンピックにおける日中韓共同文化プログラムの実施等について意見交換を行い、今申し上げた諸点については、非常に生産的な合意を見ることができました。
 また、日中二国間会合においては、博物館の間での協力や芸術団の派遣など日中文化交流の推進、東アジア文化都市のロゴ作成、韓国と同じですが、また、東アジア文化都市間の一層の交流の推進、2020年東京オリンピック、2022年北京オリンピック等を契機とした更なる文化交流・協力の強化等について意見交換を行い、これらの諸点について非常に有意義な合意に達したと思います。今御指摘があったような、日韓の間の他の所謂、懸案事項については、率直で有意義な意見交換を行い、私は私なりに自らの考え方についてきちんと相手に伝えておりますけれども、先ほど、申し上げたとおり、そのやり取りの詳細については、双方で対外的には公表しないということで、現に韓国の朴長官についても、そのことについては対外的にお話をされていないというように伺っております。私からは以上です。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:令和元年08月 --