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柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(令和元年6月7日)

令和元年6月7日(金曜日)
教育、科学技術・学術、文化

キーワード

ムーンショット型研究開発制度、保育・介護・ビジネス名古屋専門学校が定員を大幅に超える留学生を受入れていることに関して愛知県と名古屋出入国在留管理局が合同で立入調査を行った件、岩手県立博物館で学芸員が無断で出土品の切り取りを行っていたという報道の件

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

令和元年6月7日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和元年6月7日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 今日は、私の方からは特にございません。

記者)
 今年から内閣府を中心にムーンショット型研究という1,000億を投じた政府の研究開発プログラムが始まっています。こうした大型予算を集中選択して投下するというやり方には批判もあるという話があります。その中で、文科省の科研費など幅広く多くの研究者に振り分ける方がいいのではないかという意見もあります。大臣の見解をお聞かせください。あともう1点、その研究費に対して、今後、文科省として何か2020年の概算要求に向けて何か取組があれば、お考えでもいいのでよろしくお願いします。

大臣)
 「ムーンショット型研究開発制度」であります。基礎研究は、イノベーションの源泉となるシーズを生み出すものであり、その振興は不可欠だと考えます。今年度予算においても、我が国の研究力向上のために、科研費の大幅な拡充等を行い若手研究者への支援を強化しているところであります。他方、諸外国では、基礎研究段階にある様々な知見が驚異的なスピードで産業や社会に応用され、様々な分野において、非連続的なイノベーションが生み出されつつあり、我が国としても、そのような状況をつくる取組が重要だと考えます。このため、我が国の基礎研究力を最大限に引き出す挑戦的研究開発を積極的に推進し、失敗も許容しながら革新的な研究成果を発掘・育成に導くために、「ムーンショット型研究開発制度」が創設をされたわけです。文部科学省といたしましては、我が国の基礎研究力の強化からイノベーションの創出までをバランスよく支援することが重要だと考えております。こうした認識のもと、来年度の概算要求に向けても、関係府省と連携しつつ、我が国の研究力の向上に向けて全力でトータルとして取り組んでまいりたいと考えております。

記者)
 定員がですね、9倍を超す留学生を入学させていたということで、昨日ですか、名古屋の方のビジネス専門学校の方で立ち入りがあったと思うんですけれども、所管は違うということはあるとは思うんですけど、文部科学大臣としての受け止めみたいなものがあれば教えてください。

大臣)
 保育・介護・ビジネス名古屋専門学校において、定員を大幅に超える留学生を受入れていることに関して、6月6日に愛知県と名古屋出入国在留管理局が同校に合同で立ち入り調査を行ったということを承知をしております。所轄庁である愛知県では、まず事実関係の調査を行い、名古屋出入国在留管理局と相談しながら具体的な対応を検討していく方針であると伺っております。文部科学省としては、これまで専門学校における留学生の適切な受入れのための取組を進めてきたところでありまして、今回の事案について、事実関係に応じた厳正な対応がとられるように、愛知県との連携を密にしながら、必要な助言等を行ってまいりたいと考えております。

記者)
 今のに関連してなんですけれども、愛知県に対して専門学校側が、これまで在籍者数について嘘の報告をしていたという疑いがあるんですけれども、大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
 留学生の数に限らず、意図的に事実と異なる報告をするというのは、極めて不適切であると考えております。いずれにいたしましても、今申し上げたとおり、愛知県において詳細な事実関係の確認を行っているところでありますので、こうした点も含めて事実関係に応じた対応が取られることが重要だと考えております。

記者)
 話題が変わるんですけれども、岩手県立博物館の方で、一昨日、学芸員の方が自治体から預かった文化財の一部を無断で切り取っていたという事案が明らかになったんですが、それに対しての大臣の受け止めと、貴重な文化財が傷つけられたということで国の調査や再発防止策を講じるご予定などお考えがあればお聞かせください。

大臣)
 岩手県立博物館において、学芸員が分析のために無断で出土品の切り取りを行ったという報道については承知をしております。文化庁は、出土品の取扱いに関して従前より適切な保管・管理を求めており、平成22年に発行した「発掘調査のてびき」において非破壊による分析が原則であるということを示しているところです。このため、出土品の分析のための、特殊な工具等を用いて一部を切り取る「サンプリング」という手法は、真に必要な場合に限られるべきでありまして、また、サンプリングを行う場合であっても所有者の理解を、了解を得ることが当然の前提であると考えられます。現在、岩手県教育委員会を通じて実態の調査を行っているということでありますけれども、同博物館が必要以上のサンプリングを行っていた場合には、直ちに保存処理手法を見直すことを指導してまいりたいと考えております。また、同博物館のマネジメントや学芸員への指導監督の在り方についても、この岩手県教育委員会からの報告を踏まえて、必要に応じて指導してまいりたいと考えております。全国的な再発防止策については、今回の事案について、今申し上げた岩手県教育委員会による調査が行われているところでありますので、その結果を踏まえて、適切に検討していきたいと考えております。

記者)
 先ほどの専門学校の話でもう一点だけ。今回、事案が起きたのは専門学校なんですけれども、東京福祉大系列のところだと思うんですね。ここで今、文科省としては、東京福祉大については調査をされていると思いますけれども、今回の事案も含めて、指導なりなんなりということの対象となっていくものでなのでしょうか。その受け止めみたいなものがあれば。

大臣)
 まず、事実関係といたしましては、保育・介護・ビジネス名古屋専門学校を設置する学校法人たちばな学園は、東京福祉大学を設置する学校法人茶屋四郎次郎記念学園とは別法人であるということでありまして、そのため、東京福祉大学の実地調査の対象にはしておりません。なお、当該専門学校の所轄庁である愛知県や名古屋出入国在留管理局から情報提供の依頼があれば、しっかりと対応してまいりたいというように考えております。文部科学省といたしましては、都道府県に対して、これまでも通知や事務連絡を通じて、専門学校における留学生の受入れに関して実態把握の取組と指導をお願いをしているところでありますけれども、先ほど申し上げたとおり、今回の事案については、愛知県と名古屋出入国在留管理局の連携の中で対応している事案であり、引き続き、都道府県と各地方出入国在留管理局と連携をしっかりと強めて対処してほしいというように考えております。ちなみに、先ほど、お話をされました東京福祉大学への実地調査の結果等につきましてはですね、現在、出入国在留管理庁と協力して収集した情報の精査及び今後の対応について調整をしているところでありまして、その結果を早急にとりまとめて、必要な改善指導を行っていきたいと考えております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:令和元年06月 --