ここからサイトの主なメニューです

柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(令和元年5月28日)

令和元年5月28日(火曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、その他

キーワード

平成30年度科学技術の振興に関する年次報告、学校における熱中症対策、東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた暑さ対策、川崎市登戸で小学生を含む10人以上が刺されるという事件の報道の件、尼崎市立尼崎高校バレーボール部における体罰及びそれを隠蔽したと認定された件、チバニアン命名に向けた申請手続きが中断しているとの報道の件

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

令和元年5月28日(火曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和元年5月28日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、私からは1件です。本日、「平成30年度科学技術の振興に関する年次報告」、いわゆる令和元年版科学技術白書が閣議決定されました。「真理の探究」や「基本原理の解明」を追求する基礎研究の成果の蓄積と展開は、社会課題の解決や新産業の創出とともに、将来の社会や生活に全く新しい価値をもたらし得る社会発展の基盤と言えます。今回の年次報告では、基礎研究が社会にもたらす価値や基礎研究を支える技術などの具体的な事例や、基礎研究の成果を迅速に社会展開していくための制度面、システム面の改革の状況を紹介しております。本白書が、国民の皆様に科学技術の現状を知っていただく一助となることを期待しています。文部科学省としては、我が国の研究力向上を目指して、関係府省・機関と連携しつつ、科学技術の振興に全力で取り組んでまいります。私の方からは以上です。

記者)
 連日、暑さが続いていて、5月にしては異例の暑さだというふうに言われています。文部科学省として短期で熱中症対策などの取り組みがあればというのと、あともう一つ、来年2020年に東京五輪があるわけですけれども、この暑さ対策なども課題になると思います。長期的なビジョンも含めて文科省の取り組みを教えてください。

大臣)
 今般の高温によって、既に各地の学校において熱中症の事例が発生をしております。今後夏季に向けて熱中症のリスクが更に高まってくることから、十分な対策をしていくことが必要であると考えています。文部科学省としては、空調設備の設置への支援に加えて、学校現場で熱中症の予防や熱中症を発症した場合の対応が的確に行われるよう、これまでも、熱中症に対する予防方法や応急処置等の対処法についてまとめた参考資料ですとか教職員用研修資料の作成、配布、周知等を実施をしてきたところであります。さらに、今般、熱中症事故防止の注意喚起の通知等を5月13日、これは各都道府県・指定都市のスポーツ主幹課長宛ですけれども、及び24日、こちらは各都道府県・指定都市教育委員会等宛でございますが、発出をいたしました。そして、5月30日に各教育委員会の指導主事等を集めた会議を開催することになっておりますので、そこで熱中症対策についても注意喚起を行う予定であります。学校によって実施する活動の内容や熱中症防止のための工夫の在り方は様々でありますので、各学校等において、こうした参考資料も踏まえて、地域や学校の実情に応じて最も適切な熱中症防止策に取り組んでいただきたいと考えております。文部科学省としては、今後とも、様々な機会をとらえて、繰り返し注意喚起を行って、学校における熱中症対策の徹底を促してまいりたいと考えております。そして、来年のオリパラに向けた暑さ対策についてのご質問でありますけれども、7月末から9月初め、最も暑さが厳しい時期に開催されるということで、東京大会での暑さ対策は極めて重要な課題であると改めて認識をしたところでもございます。政府といたしましては、鈴木オリパラ担当大臣の下で、「東京2020に向けたアスリート・観客の暑さ対策に係る関係府省庁等連絡会議」を設置をし、路面温度の上昇を抑制する道路の舗装や熱中症に関する情報提供など、ハード・ソフト両面での対策に取り組んできたところであります。文部科学省といたしましては、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が、環境省による都市の熱環境解析に協力をするとともに、新国立競技場に関しては、スタジアム内に風を取り込む「風の大庇」や「気流創出ファン」、「ミスト冷却装置」を設けるなど暑さ対策に配慮した整備を行ってきたところでありまして、引き続き関係機関と協力して万全の対策を進めていきたいと考えております。

記者)
 今、報道等で出ているんですが、川崎の登戸の方で小学生が巻き込まれたかもしれない事件が、今、発生しているということで、もし情報があればいただきたいんですけども。

大臣)
 川崎市登戸で、小学生を含む10人以上が刺されるという報道があったことは承知をしております。まず、被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げたいと思います。そして、文部科学省として、事実関係について早急に情報収集を行ってまいります。学校、通学路の安全確保に一層取り組んでまいりたいと考えております。

記者)
 今のに関連してなんですけども、今までも通学路の安全点検等をやられてきたと思うんですが、こうした襲撃されるような事件に対して、なかなか有効な手立てというのは非常に難しい部分もあると思うんですが、どういう取組が必要だとお考えでしょうか。

大臣)
 もちろん文部科学省としての通学路の安全点検もそうですし、また不審者情報をですね、しっかりと共有あるいは周知をしていくことなど、国家公安員会をはじめ政府を挙げてしっかりとした対策を取っていく必要があると考えております。

記者)
 さっきの熱中症にもちょっと関連するんですけれども、最近、学校の運動会シーズンということもあって、これまで1日やってきたものを半日にする学校というのが全国的に増えているようなんですけれども、それに対して大臣の受け止めをお聞かせいただけますでしょうか。

大臣)
 先ほど、私の方で申し上げたとおり暑さ対策については、様々な地域ですとか、あるいは学校に応じた取組が既になされているかと思います。そうした実情に応じた今、御紹介があったような運動会などの開催時間の工夫などというのも、その各地ならではの取組だというように考えております。文部科学省といたしましては、様々な機会を捉えて、まずは生徒さんたちの安全確保が最重要でございますので、しっかりと情報提供あるいは各地での取組の紹介、こういったことに努めてまいりたいと考えております。

記者)
 兵庫県の尼崎で高校の部活動で体罰が続々と発覚しているんですけども、スポーツの強豪校でこうしたことが明るみになってこなかったことを考えると、全国的にもまだまだ隠れている問題があるのではないか、可能性があると思うんですけども、大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
 今御紹介をいただきました尼崎市市立尼崎高校のバレーボール部コーチが生徒に体罰を行っていたこと、また監督が学校の管理職の聞き取りで生徒が体罰で怪我をした旨の報告をしなかったということを市の教育員会が隠蔽と認定した本事案については、大変遺憾に思っております。部活動においてパワーハラスメントと判断される言葉や態度による脅し、威圧、威嚇的発言や行為、こうしたことはですね、許されるものとは考えておりません。また、学校の管理職等における事情聴取に際して、教師が虚偽の報告や隠ぺいを行うことも決して許されるものではありません。スポーツ庁、文化庁が昨年策定した部活動のガイドラインにおいても、体罰等の根絶の徹底を示しておりますけれども、昨今の運動部活動での不適切な指導事案を踏まえて、4月にスポーツ庁から都道府県教育委員会等に文書を発出し、体罰だけでなくあらゆる暴力行為の根絶に向けた取組を要請していることに加えて、5月15日にも改めて文書を発出し、その徹底を求めているところであります。各教育委員会や学校においては、これらの許されない指導の根絶について共通認識をしっかりと持って、徹底した取組をお願いしたいと考えております。

記者)
 千葉県にある地層をめぐる問題で、今、研究者グループが、国際的な研究者の集まりの方に、地球史の知財を「チバニアン」と命名すべく今作業を行っていると思うんですが、とある男性がその土地の賃借権を取ったことによって、認定の見通しが立たなくなっている状態となっています。これについての大臣の受け止めとなんらかの対策を文科省として考えられるお考えがあるのか教えてください。

大臣)
 国立極地研究所等のチームが、国際地質科学連合に申請した「千葉セクション」については、昨年11月17日に4段階にある審査のうちの2段階目である「第四紀層序委員会」における審査を通過し、現在、申請チームは3段階目にあたる「国際層序委員会」の審査に向けた準備を行っていると承知をしております。一方、この「国際層序委員会」の審査には、千葉セクションについて、科学技術活動の自由と永久的な保存に関する公的機関からの保証が必要であると伺っております。現在、土地所有者や当該土地の賃借権を有する者の理解を得るべく、関係者間で調整等がなされているということであります。文部科学省といたしましては、第3段階目の審査に向けた関係者間の調整状況を見守るとともに、引き続き、学術研究や基礎研究の推進に努めてまいりたいと考えております。

記者)
 自治体が賃借権を持つ男性と連絡を取ろうとしているんですが、取れない状態で9月末までに証明書を出さないと恐らく認められないであろうと見られているんですが、そのような事態になった場合、何というかもったいないと思うんですが、大臣はどのようにお考えですか。

大臣)
 今、おっしゃったようにですね、土地所有者及び当該土地の賃借権を有する者と申請チームとの間で、まずコミュニケーションを取り、お互いの理解を得るということが極めて重要なプロセスであると考えております。申請チームも同様の考えだというふうに伺っております。我々としては、先ほど申し上げたとおり、関係者間の調整状況を見守るという立場ではございますけれども、引き続き、そういった双方のコミュニケーションが円滑に進むことを心から期待をしております。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:令和元年05月 --