ここからサイトの主なメニューです

柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(令和元年5月24日)

令和元年5月24日(金曜日)
教育、科学技術・学術

キーワード

スーパーコンピュータ「富岳」、規制改革推進会議で教育における最新技術の活用について議論されている件、米国との宇宙分野の協力

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

令和元年5月24日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

令和元年5月24日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日は、私からは2件ございます。昨日、スーパーコンピュータ「京」の後継機であるポスト「京」の名称につきまして、先日、私も視察に伺った理化学研究所より「富岳(ふがく)」と決定されたと承知をしております。このスーパーコンピュータ「富岳」はSociety5.0を支える重要な研究基盤でありまして、まさに日本の技術力の高さのシンボルとして、国内の大学や産業界などに広く利活用されるとともに、国際的にもその成果が発信されていくことを期待しております。また、文部科学省としては、令和3年から4年頃の共用開始を目指して「富岳」の製造を着実に行うとともに、健康医療や防災などの様々な分野で活用されるよう、アプリケーションの開発を並行して推進することで、イノベーションの創出や国民の安全・安心の確保といった成果創出を早期に実現できるよう、取り組んでまいります。すいません、2件と申しましたけれども1件でした。大変失礼いたしました。

記者)
 先ほどのスパコン「京」の「富岳」に関して、今後の取り組みは言っていただいたんですけれども、率直にですね、この「富岳」という名前に関して大臣の感想と言いますか、をお聞かせください。

大臣)
 私が先ほど説明をさせていただいたんですけれども、まさに「富岳」という日本の技術力の高さ、そして裾野が富士山のように広い、国内の大学や産業界などの利活用ですとか、あるいは応用範囲ですね、先ほど申し上げたような様々な分野の応用範囲の広さ、そういったことも象徴する非常に素晴らしいネーミングではないかなというように考えております。

記者)
 昨日ですね、規制改革推進会議の投資等ワーキンググループで義務教育の通信制の導入という議論があったと思うんですけれども、これに対して大臣の考えとですね、ICTによる遠隔教育などは進められるとおっしゃったと思うんですけれども、ちょっとそことの不登校に対するケアと棲み分けみたいなことをどうお考えかお伺いしたいんですが。

大臣)
 規制改革推進会議で、教育における最新技術の活用ということについて検討されていることは承知をしております。ご案内のとおり、文部科学省といたしましては、質の高い教育の実現のために先端技術の活用を推進していくことが必要だと考えておりまして、昨年11月に公表した「新時代の学びを支える先端技術のフル活用に向けて~柴山・学びの革新プラン~」を踏まえて、ICTを基盤とした遠隔技術など先端技術の活用方策の具体化を引き続き進めていきたいというように考えております。そして、今ご質問いただきました義務教育段階の通信制の導入につきましてですが、学力、意欲、家庭環境等が多様な児童生徒が在籍する、またこれから発達をしていくという義務教育段階においては、教師が一人一人の特性や状況等をきめ細かに理解して指導を行うということが必要だと考えます。また、AI技術が高度に発達するSociety5.0の時代に向けて、教師が先端技術を活用することはもちろん大切なんですが、対話的、あるいはお互いが力を合わせるという協働的な学びを実現するということも大事だと考えます。したがって教師による対面指導や子供同士による学び合いということもやはり重要であると、一層その必要性が高いというように考えております。こうしたことを踏まえますと、通信制高校のように、義務教育段階にも同様に通学を前提としない通信制を導入するということは、教師と子ども、また子供同士が向き合う機会が限定をされてしまうのではないかということからですね、義務教育の質を確保するという観点からいかがなものかと考えております。そして、先ほど私が申し上げたとおり、通学困難な学生さんについても遠隔教育をですね、利活用してということを我々、後押しをさせていただいているので、そういった手段を使うことができるのではないかというように考えております。

記者)
 話題変わるんですけれども、今週末からトランプ大統領が来日をすると思うんですが、その中で宇宙開発についても議論に上がるのではないかという話なんですが、月面着陸のプロジェクトも含めてなんですけれども、そちらの参加表明等を早めるようなことはあるのかというのを教えていただきたいんですが。

大臣)
 トランプ大統領の訪日の際の日米首脳会談の展望について、私が言及をすることは控えたいと思います。その上で申し上げるとすればですね、日米間では、昨年11月のペンス副大統領の来日時にも、安全保障・探査・産業の各面での宇宙協力の強化が確認をされております。また月面探査に関する米国との協力に関しては、私が先般、5月、訪米をした際に、NASAのブライデンスタイン長官と会談をし、月近傍有人拠点(Gateway)を含めて検討を加速させていくことの重要性について一致をしたところでもございます。米国は宇宙分野の協力による大変重要なパートナーであり、今後とも緊密に連携をしていきたいというように考えております。そしてスケジュールを早めるのかという御質問についてでありますけれども、Gatewayの我が国の参画については、宇宙の政策全般の中で議論が行われるものでありまして、米国を含む関係各極の動向も踏まえながら、私が先般、会見をさせていただいたとおり、本年中を目途に参画を表明できるよう、宇宙基本計画工程表の改訂、あるいは参加表明の在り方などを含めて、宇宙政策委員会など政府内の関係機関との調整を進めていくということであろうかと思います。

記者)
 先ほどの規制改革推進会議の関係なんですけれども、義務教育段階の学びの質が、さっきの大臣の御説明も踏まえると、下がってしまうんじゃないかという懸念も持ったんですが、そこの部分について端的にどう思われるのかということと、それから今、まだ検討段階だと思うんですが、文科省としてそこの取組をどのように伝えていかれるかということをお伺いしたいんですが。

大臣)
 先ほど申し上げたとおりですね、通信制の導入ということと遠隔教育の利活用ということとはですね、私はフェーズが違うんではないかというように考えております。いずれにいたしましても我々がやはり目指していく先端技術の利活用、そしてそれを可能とするための様々な規制の在り方ということは、文部科学省なりの考えをこれまでも未来投資会議、そのほか様々な場面で政府の一員として共有をさせていただいているところでありますけれども、これからもしっかりとですね、我々の考えを伝えていく場面を作っていきたいと考えております。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:令和元年05月 --