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柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(平成31年3月15日)

平成31年3月15日(金曜日)
教育、科学技術・学術

キーワード

著作権改正法案の今国会への法案提出の見送り、児童虐待が疑われる事案に係る緊急点検、月近傍有人拠点「ゲートウェイ」

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

平成31年3月15日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成31年3月15日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私の方からは、今朝は特にございません。

記者)
 先日、著作権法の改正案が見送られることになりました。異例の状況とも言われていますが、なぜこのようなことになったのか大臣の御見解を頂けますでしょうか。

大臣)
 今般の著作権法の改正案については、文部科学省といたしましては、「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じつつ、一般国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせない」という2つの課題を両立をすべく、慎重に配慮しつつ、制度設計を行ってきたつもりです。しかし、残念ながら今国会においての審議に向けた御理解が得られる見通しが立たないということで、先日の自民党の役員会において再検討の御指示をいただいたということで、今国会への法案提出を見送らせていただくと判断をしたものであります。

記者)
 何かどこかとの意思疎通が足りなかったというような見解はいかがでしょうか。

大臣)
 今回の法案提出に向けた議論がですね、若干しっかりと利害関係者を巻き込み、また、オープンな形で行うことに少し欠けていた部分があったのかなと今となっては反省をしております。海賊版対策は、当然、喫緊の課題でもありますので、そういった関係の皆様を幅広く御参加をいただく形で丁寧に伺いながら、もう一度しっかりと対応を検討していきたいと考えております。

記者)
 具体的に今後どのように話し合っていくかというスケジュールというもの、例えばスケジュールについては、いつ頃までには固めたいとかそういったものはございますでしょうか。

大臣)
 現時点ではですね、今後の具体的な検討スケジュール等は決まっておりませんけれども、今申し上げたとおり、重要な問題でありますので、しっかりと対応を検討していきたいと考えております。

記者)
 虐待の緊急点検なんですが、昨日、締切をむかえたかと思います。調査の進捗と公表の見通しを教えてください。

大臣)
 緊急点検については、3月8日までに学校等における緊急点検活動を終了いたしまして、その結果を3月14日、すなわち昨日までに文部科学省に報告することを求めておりました。したがってですね、今、各自治体等から報告のあった点検活動の結果を文部科学省において取りまとめているところであります。今後、可能な限り速やかに取りまとめと公表を行なっていきたいと考えております。なお、本緊急点検においては、学校及び教育委員会において、今回の事案に類似するような重大な事案を認知した場合には、直ちに市町村、児童相談所や警察等に通報するとともに、併せて期限を待たずに文部科学省に連絡するよう依頼をしていたところでありますけれども、現時点では、これに該当する重大事案の報告は受けておりません。

記者)
 公表などの見通しとしては、どのくらいをお考えなんでしょうか。

大臣)
 今、点検結果を精査しているところでありますけれども、可能な限り速やかに取りまとめて公表をしてまいりたいと考えております。

記者)
 宇宙探査に関してなんですけど、3月5日に国際宇宙ステーションに関する国際会合で、米国が進める月近傍有人拠点の宇宙機関の役割分担の案が出されました。日本は宇宙滞在技術と補給技術の2つを担うことになります。それで、こうした技術の今後の文部科学省の取組みと、まだこれは日本政府はまだ正式表明をしていないと思うんですけど、その参加の正式表明の時期みたいなものがもしあれば教えてください。

大臣)
 米国が構想する月近傍有人拠点「ゲートウェイ」については、宇宙基本計画工程表に基づき、参画に向けて、我が国が強い分野で積極的な貢献ができるように国際調整や技術検討を進めてきております。これまで、ISS参加極、具体的には日・米・欧・ロシア・カナダの宇宙機関の間の技術的な検討において、JAXAから、ISSでの活動を通じて実績を残し、重大な役割を果たすことが期待できる「有人宇宙滞在技術」及び深、深いという字を書きますが、「深宇宙補給技術」を中心に貢献する方針を提案し、調整を進めてきたところであります。そのような中で、今お話しがあった先日開催のISS関係極間の調整会議において、私どもJAXAの提案を反映する形で宇宙機関間の技術的な検討の結果としての分担の考え方が示されたところです。現在はですね、まさしくおっしゃるとおり、分担の案が示された段階でありまして、今後、ISS参加各極が国内の政策や予算決定プロセスを進めつつ、国際調整を行なっていくということになろうかと思います。文部科学省といたしましては、今回示された分担の考え方について、科学技術・学術審議会の下で、有識者の御意見を聴取しながら、費用対効果を含めた具体的な検討を進めていきたいと思います。それで我が国の参加の具体的な時期についてなんですけれども、今後、宇宙政策全般の中で議論が行われるものでありまして、引き続き、宇宙政策委員会をはじめとした関係機関との調整を進めた上で判断をしていきたいと、このように考えております。

記者)
 著作権に戻るんですけれども、2点ありまして、1つは当初予定されていたリーチサイト規制と違法ダウンロード規制の対象拡大という二本柱を、今後も維持するお考えなのかということが1点、それと今後の議論のあり方として改めて文化審議会にかけるということを想定されているのかというのをお聞かせください。

大臣)
 リーチサイト規制とダウンロード違法化をパッケージにするのかどうかということなんですけれども、私どもといたしましては海賊版対策はパッケージで推進すべきものと考えて、これまで調整を進めてきたところでありますし、ダウンロード違法化についてもですね、丁寧に説明すれば、私どもとしては国民の皆様の御理解をいただけるものと考えておりました。結果としては、現時点に至るまで十分な御理解を得られていない状況でありますけれども、時間的な制約がある中で、例えば法案の一部分を切り話して国会に提出するということは困難だと判断したところであります。では具体的にですね、今後どのようにするかということについては、それこそ、先ほど申し上げたとおり、しっかりとですね、懸念を持たれている方々の御参加をいただいた上で、議論をやり直すという形で進めていきたいというように考えております。そして、具体的なそのための組織ですとか、あるいはどういうプラットフォームを使って議論するかということについては、しっかりともう一度考えていきたいというように考えております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成31年03月 --