ここからサイトの主なメニューです

柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(平成31年2月22日)

平成31年2月22日(金曜日)
教育、科学技術・学術

キーワード

はやぶさ2、聖マリアンナ医科大学が「医学部医学科の一般入学試験に関する「監事監査報告書」の提言に対する本学の対応について」を公表し,文部科学省へ報告を行った件、国際リニアコライダー(ILC)、学校における携帯電話の取扱いについての見直しに係る検討、大津市で当時中学2年生の男子生徒が自ら命を絶った事案

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

平成31年2月22日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成31年2月22日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 本日、私からは1件です。JAXAが、小惑星探査機「はやぶさ2」による小惑星「リュウグウ」への初のタッチダウン運用を実施し、そのデータを確認した結果、「サンプル採取のための一連の動作が実施され概ね成功した模様」との報告を受けました。詳細は、地球に帰還するまでわかりませんが、「リュウグウ」のサンプルが無事採取され、太陽系の起源と進化、生命の原材料の探求に迫る成果へと繋がっていくことを心から期待をしております。私からは以上です。

記者)
 先日、聖マリアンナ医科大で内部の調査結果を発表したと思うんですけれども、それの文部科学省の対応とですね、大臣のその受け止めというか所感を教えていただけますか。

大臣)
 19日に、聖マリアンナ医科大学が文部科学省を訪れ、監事監査の結果及び大学に対する提言に加えて、それを受けた大学としての対応について報告をしてもらいました。報告の中では、男女別、現役浪人別に点数の差が存在している事実が認められたとした上で、恣意的に差をつけていた事実は認められなかった、とのことでしたが、そのように結論付けられたことについて十分納得しうる説明はありませんでした。文部科学省では、昨日21日付けで、大学に対して文書を発出し、今月中にやはり第三者委員会の設置を大学として意思決定すること、十分に明らかになっていない事項について再調査を実施すること等を求めました。また、監事監査報告書またはその具体の内容が分かるような資料を公表するなど、受験生を含む社会の信頼を回復するよう、大学としての説明責任を果たすことが重要であるという考えを伝達いたしました。引き続き、信頼される入学者選抜の実施に向けて取り組んでまいります。

記者)
 リニアコライダーについてお伺いします。昨日、磯谷研究振興局長が、3月7日の研究者会議で、政府の検討状況を説明されるとおっしゃられておりましたが、その場である程度検討の、誘致の方向性というのがはっきりと示される御予定でしょうか。

大臣)
 実は昨日、リニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟が開催をされ、及びILC誘致実現連絡協議会の総会も同時に開催されたということでありまして、その場でILC計画に関して様々な御意見や御要望があり、総会としてILCに関する決議等が行われたと伺っております。そしてその場で、今御指摘があったようにですね、3月7日のILCに関する国際会議であるリニアコライダー国際推進委員会(LCB)において、文部科学省の事務方から、現時点におけるILC計画に関する見解をお示しする予定だということを紹介させていただきました。その内容についてなんですけれども、日本学術会議の所見を精査するとともに、現在、会見でも申し上げているとおり、関係省庁と検討を進めているところでありまして、それを踏まえて文部科学省において取りまとめたいと考えております。具体の内容につきましては、今この場では申し上げる段階ではないと思っております。

記者)
 スマートフォンを小中学校に持ち込み禁止という案を見直すことについて、改めて今後の動きなどを踏まえ、お願いします。

大臣)
 実は先日の記者会見で、スマートフォンというように申し上げた記憶はないんですけれども、いずれにいたしましても、学校における携帯電話の取り扱いについて、持ち込みを認めた場合の悪影響を懸念するという意見もですね、私の記者会見の後、様々お寄せを頂いております。文部科学省としては、当然のことながら、こうした悪影響を懸念する声にもしっかりと耳を傾けつつ、平成21年に発出した通知についての見直しに係る検討を進めていきたいと考えております。

記者)
 ILCの関連なんですけれども、議連と自民党の連絡協議会が決議されてですね、経済3団体の共同声明が出されたんですけれども、各方面からこういう動きが出ている中で、この受け止めをもう一度お願いします。

大臣)
 今、御指摘になれたように、経済3団体からも、あとは学生さんの署名もありましたし、大変強い思いがあるなということは感じております。そうした各御要望も踏まえつつですね、引き続き、関係省庁と連絡を密にして、各行政分野におけるILC計画に対する考え方を聴取するなど、総合的に検討を進めていきたいと考えております。

記者)
 大津市の中学2年の男子生徒が自殺した問題のことなんですが、訴訟の判決で、いじめと自殺の関係が認められた、それについて改めて見解を伺いたいということと、その関連で、いじめでお子さんを亡くされた遺族の方などからは、なかなか学校や教育委員会から資料等が出てこなくて、因果関係が認められるケースが少ないということをなんとかして欲しいという声があるんですけども、大臣はそのことについてお考えをお願いします。

大臣)
 大津市で当時中学2年生の男子生徒が自ら命を絶った事案につきまして、改めて、亡くなった生徒さんに対して哀悼の意を表しますとともに、御遺族に対してお悔やみを申し上げます。今月19日、御遺族が当時の同級生らに損害賠償を求めた訴訟の判決が言い渡されましたけれども、判決は司法の判断でありますので、コメントする立場にはないと考えております。いずれにいたしましても、文部科学省としては、引き続き、悲惨ないじめが起きることがないように、いじめ防止等の対策の推進に全力を尽くして参りたいと考えております。そして、今お話があった様々な因果関係等、究明の困難性についてでありますけれども、いじめの重大事態の調査における学校や教育委員会の協力については、「いじめの防止等のための基本的な方針」が示しているところでありまして、いじめ防止対策推進法第28条の調査を実りあるものにするためには、学校の設置者・学校自身が、たとえ不都合なことがあったとしても、事実にしっかりと向き合おうとする姿勢が重要であること、学校の設置者または学校は重大事態の調査組織に対して積極的に資料を提供することとされております。今回の事件を機にですね、各学校や学校の設置者においては、こうした趣旨を徹底していただきたいと考えております。

記者)
 ILCに戻るんですけれども、昨日の議連での決議の中の一つがILCの予算を科学技術・学術、大学予算の外で措置するということを目指すと、一方で昨日、磯谷局長が紹介されていたのが、学術会議のマスタープランにまずは載せてということで、これは文科省の通常のですね、手続きと理解できるんですけれども、つまりこれは文科省の予算でやるもの、やる手続きだと思うんですけれども、そもそもそういう議連が目指しているですね、学術予算の枠外でというものと文科省が示唆されている学術会議にまずはかけろと、これは整合するものなんでしょうか。

大臣)
 あくまでも局長が申し上げたのはですね、マスタープラン、すなわち関係する科学者の皆さんの理解をしっかりと得るとともに、私どもの国家戦略としてどう位置付けるかということを明確にするということを申し上げたところです。それに対して予算についての議連の要望につきましてはですね、この予算付けをどういう立て付けにするかということにつきましては、まさしく関係省庁、財務省のみならず他の省庁ともですね、しっかりと協議をして詰めていくべき分野だというふうに考えております。

記者)
 冒頭の「はやぶさ2」に関してなんですけれども、大臣は従来から科学技術に強い思いがあると思うんですけれども、改めて大臣個人としての思いとですね、概ね成功というのが、今ちょっとどういう状況を指しているのかというのをもうちょっと具体的に分かれば。

大臣)
 すみません。概ね成功というのはですね、今、現時点で確認をされていることは、「はやぶさ2」の通信がですね、一度タッチダウンした時にちょっと通信が一時できなくなるんですけれども、その通信が無事にタッチダウンが終了して回復するに至ったということ、そしてタッチダウン運用の一連の動作がきちんと実証されたということが確認できたということです。そしてサンプル採取装置であるサンプラーホーンが設置してですね、弾丸を発射したと、資料採取のためのですね、とした信号も確認できました。ただ、まず「はやぶさ2」が、今健全な状態であるかどうかということは確認中であること、それから先ほど申し上げたようにサンプルが無事にきちんと採取できたかどうか、こういうことがまだ確認できていない状態だということであります。いずれにいたしまして、私といたしましては、諸外国からもですね、今回のミッションの結果については、大変関心を持たれているということを伺っておりますし、日本のこの分野での技術の優れた部分をですね、示すことができたという意味では、大変有意義だったのかなというように考えております。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成31年02月 --