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柴山昌彦文部科学大臣記者会見録(平成30年11月30日)

平成30年11月30日(金曜日)
教育、科学技術・学術、文化、その他

キーワード

「来訪神:仮面・仮装の神々」のユネスコ無形文化遺産登録の決定、イプシロンロケット4号機による「革新的衛星技術実証1号機」の打上げ日、医学部医学科の入学者選抜における公正確保等、中国でヒト受精卵へのゲノム編集による子供が誕生したとの発表があった件、秋篠宮殿下の大嘗祭に関する発言の件、医学部定員の臨時増員により設定された地域枠について一部で一般枠として用いられていた件

柴山昌彦文部科学大臣記者会見映像版

平成30年11月30日(金曜日)に行われた、柴山昌彦文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年11月30日柴山昌彦文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

柴山昌彦文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 それでは、私から冒頭2件御報告させていただきます。ユネスコ無形文化遺産の登録を求めていた「来訪神:仮面・仮装の神々」が、昨日、政府間委員会で正式に登録の決定を受けました。大変喜ばしく思っております。これまで各地で「来訪神」の行事を継承されてこられた地元関係者の皆様に、改めて心よりお祝いを申し上げます。この登録を契機として、各地での保護・継承の取組がより一層促進されることを期待しております。「来訪神」行事が、各地域で次世代に着実に継承され、地域の活力向上にもつながるよう、文部科学省としてもしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
 2件目なんですけれども、イプシロンロケット4号機による「革新的衛星技術実証1号機」の打ち上げを来年1月17日に設定しましたので、お知らせいたします。詳しくは、後ほどJAXAから発表がある予定です。JAXAでは、大学や企業などが開発した機器や部品、超小型衛星などに宇宙実証の機会を提供する「革新的衛星技術実証プログラム」を立ち上げ、準備を進めてきました。今回は、その最初の打ち上げとなります。今回は、公募により選定された7つの部品・機器の実証テーマを搭載した「小型実証衛星1号機」と、人工流れ星の実証や海外の衛星利用の拡大などを目的とする6機の超小型衛星及びキューブサットを打ち上げます。文部科学省としては、宇宙技術の開拓や宇宙産業の発展に貢献する革新的な技術やアイデアが詰まったこれらの衛星が、無事打ち上げられるよう、関係機関とともに尽力をしてまいります。私からは以上です。

記者)
 医学部の不正入試に関する全国調査について、最終報告の目途とする年内の期限が近付いてきていますが、調査の現状となかなか大学側から自主的な公表ない中で、改めて文部科学省側からどんな公表するのかというお考えを教えてください。

大臣)
 繰り返し申し上げているとおり、現在すべての医学部医学科を対象として、訪問調査等の調査を継続している最中でありまして、現時点において具体の大学名を公表することは差し控えております。不適切な事案があった大学については、大学が自主的に公表するとともに速やかな対応をお願いしたいとの考えに変わりはなく、実際に昭和大、神戸大でも公表がなされているところであります。文部科学省しては、最終まとめに向けて引き続き、今全力で取り組んでいるところでございまして、受験生の立場に立って、とにかくもう12月になりますので、速やかに各学校には対応してもらいたいし、私どもの最終まとめに向けた準備も加速をさせていただいているところです。

記者)
 文部科学省として具体的な日程を今定めているんでしょうか。

大臣)
 受験生の立場に立って、準備が整い次第速やかに最終まとめを公表したいと考えております。

記者)
 ゲノム編集について伺いたいんですけども、香港で開かれている会議でですね、中国の研究者がゲノム編集技術を使った遺伝子を編集した双子が生まれたと、そういう発表されてましたが、これについて受け止めをお聞かせください。

大臣)
 まず中国の研究者から、今お話しがあったヒトの受精卵にゲノム編集技術を用いて子供が誕生したという発表があったことは、承知をしておりますけれども、まだ詳細が分かっておりません。引き続き情報収集に努めます。その上でなんですけれども、我が国におけるヒト胚へのゲノム編集技術の適用については、総合科学技術・イノベーション会議、いわゆるCSTIにおいて、技術的な安定性や倫理的課題の面から検討が行われております。そのうち、生殖補助医療に資する基礎的研究については、本年3月のCSTI報告書を踏まえて、文部科学省・厚生労働省において指針の検討を行い、パブリックコメント等を経て、つい先日、28日の合同会議において案を取りまとめたところです。文部科学省としては、倫理面にも配慮した指針の速やかな策定に向けて、関係府省と連携をして準備を進めてまいります。その上で私の所感なんですけれども、ヒト胚のゲノム編集技術の臨床応用については、技術的な安定性・倫理的課題双方の更なる検討が必要であると認識しております。基礎研究として行う場合であっても、適切なルールの下で透明性を確保しながら行うことが極めて重要であると考えております。

記者)
 おっしゃるように、今基礎研究についての指針案が出たということですけれども、医療行為としてのゲノム編集について、今後、何らかの規制を設けたりするお考えは、これは厚労省との調整になると思いますが、この点いかがでしょうか。

大臣)
 我が国ではですね、ライフサイエンスのような技術の進歩が特に早い研究分野においては、研究者コミュニティと一体となって、まず指針を確定するということでこれまで研究を適切に進めてまいりました。これからの規制のあり方ということについても御意見があるのは承知しておりますけれども、現時点においてはですね、ヒト受精胚へのゲノム編集に関する基礎的研究に関しては指針という形の規制が適切であると考えております。

記者)
 皇族の秋篠宮さまがですね、記者会見で天皇の代替わりに伴う祭祀、大嘗祭についてですね、宗教色が強いものに国費で出すことは適当かどうか政府の対応を批判されました。更に、宮内庁長官にこのことを事前に、御意見を伝えられた際にもですね、話を聞く耳を持たなかったというふうに批判されました。閣僚としてどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 報道は承知をしておりますけれども、所管外でございますので私からのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。

記者)
 昨日、文化庁、宮内庁及び読売新聞社がですね、日本美を守り伝える「紡ぐプロジェクト」を起こしました。文化財等については、「保存、修理、公開」を一体的に取り組むということなんですけれども、改めて政府として意義をどのように考えていらっしゃるか教えてください。

大臣)
 一面に報道していただいた部分なんですけれども、非常に貴重な取り組みだと思います。皇室と連携をさせていただいて、積極的に広報そして、取り組みに努めてまいりたいと思います。

記者)
 無形文化遺産についてなんですけれども、今後の保存・継承について具体的な取り組みは何かありますでしょうか。

大臣)
 確かに先ほど申し上げたように、非常に継承が難しいということは伺っております。文部科学省といたしましては、そういう中で、例えば「重要無形民族文化財」等の保存・活用の為に伝承者の養成とか、用具の修理・新調等に係る取組について補助を行っております。また、文化財保護法の指定等を受けていない文化財についても、そういった後継者の養成や用具の修理・新調等に係る取組について、一定の支援を行うとともに、子供たちが親と一緒に伝統文化や生活文化を体験・修得する取組を支援する「伝統文化親子教室事業」を平成30年度は全国3,566カ所で実施をしているところであります。こういった取り組みを通じて、なんとか、そういった貴重な伝承をですね、後押ししていきたいと考えています。

記者)
 医学部の地域枠の問題の方についてなんですけど、厚労省の方から定員を満たしていないという結果が公表されましたけれども、所管する文部科学省としてはどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 今おっしゃったように地域枠、一部で学生が確保できていないということが明らかになりました。文部科学省としては、各大学に対して一般枠とは別に地域枠学生の選抜を行うよう求めたということは、以前発表させていただきましたけれども、そういった実態も踏まえてですね、今後の地域枠の臨時増員の取扱いについては、各大学の地域枠の学生の確保の状況をしっかりと把握した上で精査をさせていただいて、それを踏まえて認可を行うなど、地域枠の学生を確実に確保し、臨時増員が一般枠として用いられるような事態が生じないように厚生労働省と連携しつつ、適切に対応していきたいと考えております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年11月 --