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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年9月21日)

平成30年9月21日(金曜日)
教育、スポーツ、その他

キーワード

中国出張、文部科学省職員の服務規律の順守状況等に係る調査について(第一次報告)、職員の懲戒処分、事務次官・初等中等教育局長の辞職

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成30年9月21日(金曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年9月21日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私から2件ございます。まず、9月18日(火曜日)及び9月19日(水曜日)に、中国天津を訪問いたしました。今回は、世界経済フォーラムが主催する「ニューチャンピオンズ年次総会」、通称サマーダボスに出席をいたしまして、国際的なスポーツイベントのもたらす効果をテーマとしたセッション、「TheSportsEffect」におきまして、2020年の東京大会の経済効果や、スポーツを通じた健康長寿社会の実現等のソフトレガシー創出について発信するとともに、各国の要人等と世界が直面する様々な課題について意見交換を行いました。また、天津の日本人学校を訪問し、授業の様子を視察するとともに、児童生徒との交流を行いました。
 それからもう1件でございますが、今般、文部科学省幹部職員の事案等に関する調査検証チームにより、職員の服務規律の遵守状況等に係る調査の第一次報告が取りまとめられ、これを踏まえた幹部職員の処分を実施したこと、処分対象者のうち戸谷事務次官と髙橋初等中等教育局長について、今朝の閣議で辞職が承認されたことを御報告をいたします。まず、職員の服務規律の遵守状況については、水落副大臣を座長とする調査・検証チームにおいて、ヒアリング調査等を進めておりますが、特に先般、逮捕起訴された谷口被告人との関係を優先的に調査をし、今般、職員の服務規律の遵守状況に係る調査の第一次報告がまとまりましたので、この後、公表をいたします。今回の調査を通じて、特に幹部職員4名については、谷口被告人等から不適切な供応接待を受けていた事実が判明したことから、国家公務員倫理法及び倫理規程に対する違反により、3名については懲戒処分、1名については矯正措置を講じました。具体的には、戸谷事務次官は懲戒処分、減給、3月10分の1、髙橋初等中等教育局長は懲戒処分、減給2月10分の1、義本高等教育局長は懲戒処分、減給1月10分の1、柿田大臣官房総務課長は強制措置、訓告といたしました。また昨日の夕方、戸谷事務次官及び髙橋初等中等教育局長から、今回の処分事案を非常に重く受け止め、これを機に身を引きたいとの申し出があり、私といたしましては2人の思いを受け止め、辞職を了承いたしました。今回、国家公務員倫理法及び倫理規程に対する違反により、幹部職員の処分を行うに至ったことは極めて遺憾なことであり、皆様に心よりお詫びを申し上げます。今後、再発防止策を講じるとともに、職員の服務規律の遵守の一層の徹底を図り、国民の信頼回復に努めてまいりたいと考えております。なお、調査結果の詳細や処分の内容については、この後、事務方からブリーフィングを行います。私からは以上です。

記者)
 今回、辞職という非常に重い結果に至ったんですが、改めて大臣の受け止めをお願いします。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、処分ということに至りました。処分に対してこの2人から身を引きたいという申し出がございました。先ほど申し上げたように、こういう事態でございますので、この2人の申し出を受け入れ、辞職を了承したということでございます。今後、こういうことがないように、再発防止策を講じるということはもちろんですが、更に文部科学省の在り方等についても検討することになっておりますので、しっかりと検討をやることによって国民の信頼回復に努めてまいりたいと思っております。

記者)
 次官と初中局長の後任について、現時点での御考えを御聞かせください。

大臣)
 まだ人事でございますので、具体的なお答は差し控えさせていただきますが、業務への影響を最小限に抑えるべく速やかに決定したいと思っております。なお、後任者を任命するまでの間は、藤原大臣官房長が事務次官の職務を、小松文部科学審議官が初等中等教育局長の職務を、また、国際統括官の職務、これは戸谷事務次官が代行しておりましたが、これを山脇文部科学審議官が代行をいたします。

記者)
 今回の辞職に伴って、次官が2代続けて不祥事の責任を取って辞めるという形になってしまいました。これについてやはり文科省の再生はどうなるのかというところはすごく関心のあるところだと思いますが、文科省の再生について大臣の御考えを御聞かせください。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、本人から申し出るということもございましたので、辞職を了承したということでございますので、結果として今お話があったように2人の事務次官が続けて辞任をすると、こういう事態に至ったということでございます。先ほど申し上げましたように、大変この事態を重いわけでございますので、まずはこの調査・検証チーム、最終的な報告をするまでしっかりと調査してもらうということがまず大事だと思いますが、それに並行して、先ほど若手の皆さんも含めて、今後の文科省の在り方についても本部を作ってやっておりますので、ここでしっかりと検討して、そしてその検討に基づいて地道に一つずつ仕事を積み重ねていくということ、続けることによって文科省に対する信頼への回復に努めてまいらなければいけないと思っております。

記者)
 処分を言い渡された方々には、いつ誰から処分を言い渡されたんでしょうか。

大臣)
 今朝、私から申し上げました。

記者)
 これはその時のタイミングをもって処分に至っているという理解でよろしいんでしょうか。

大臣)
 そういうことです。

記者)
 次官あるいは局長の処分は、あくまでご本人が接待を受けたものに対するものか、あるいは監督責任も含んだものなのか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、調査・検証チームによって、調査を通じて谷口被告人等から不適切な供応接待を受けていた事実が判明をしたことから、国家公務員倫理法と倫理規程に対する違反ということで懲戒処分ということになったということです。

記者)
 事務次官が2代続けてということなんですけど、こちらの大臣御自身の責任についてはどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、調査チーム、引き続き調査を続けておりますので、私といたしましては、これをしっかりとやりとげるということをまずやらなければならないと感じております。

記者)
 それによる辞任というのはお考えではないという理解でよろしいでしょうか。

大臣)
 はい。まだ第一次報告でございますので、これをしっかりとやり遂げた後、考えたいと思っております。

記者)
 教育行政のトップである次官と全国の公立学校を管轄する初等中等局長の辞任ということで、今後の教育行政への影響はどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、幹部職員の処分を行うに至ったということは極めて遺憾なことでございます。まずは服務規律の遵守の一層の徹底と、それから国民の信頼回復に努めてまいらなければならないと、こういうふうに思っております。教育行政に対する影響が出ないように、先ほど申し上げました人事をしっかりと速やかに行って、大事な教育行政に影響が出ないように努力をしてまいりたいと思っております。

記者)
 処分に至った不適切な供応接待、具体的な内容はどのような。

大臣)
 具体的な状況については後程、事務方から説明をさせていただきます。

記者)
 今概要を教えていただいてよろしいでしょうか。

大臣)
 概要は先ほど申し上げましたように、谷口被告人との関係で供応があったと、こういうことでございます。

記者)
 先ほど第一次報告ということで、最終報告は今後出すということだと思うのですけど、当初事務方の説明では10月半ばくらいを目途に中間まとめという形だったと思うんですが、ちょっとそれを考えると時期が早まったのかなという気がするんですが、何故この時期に処分を行ったか、理由があれば。早めたのか早めてないのかということについて。

大臣)
 調査はなるべく速やかに行うということでずっと申し上げてまいりましたので、この第一次報告がこのタイミングでできたということでございますので、まずは谷口被告人との関わりについて優先的に調査を行った結果、今日のタイミングになったということでございます。

記者)
 今日は第一次報告ということですが、最終報告の目途は変わらず秋ということでよろしいんでしょうか。最終報告の対象になる方は幹部職員以外で接待を受けていた嫌疑がかかっている方がかなりの数いらっしゃるということなんでしょうか。

大臣)
 今後は残りの調査を早急に進めて、結果がまとまり次第速やかに公表していきたいというふうに考えております。引き続き関連の調査、谷口被告人との関係は継続することとしておりまして、これで谷口被告人関係全部終わったということでは必ずしもないと考えておりますが、仮に追加的事項が出てくれば、別途公表したいと考えております。

記者)
 懲戒処分が引き続き出る可能性があるということですか。

大臣)
 現段階では、まだ調査が続いておりますので、調査の結果次第ではそういうこともあり得ると考えています。

記者)
 昨日夕方に辞意を伝えられたとおっしゃっていましたけれども、どういう文言で、どういう言葉でお二人はおっしゃられたのか、それぞれ教えていただけますか。

大臣)
 処分の重さに鑑みてですね、身を引きたいと、非常に重く受け止め、これを機に身を引きたい、そういう申し出があったということでございます。

記者)
 繰り返しになるんですが、それが事件全体の話を受けての、監督しても含めた部分での重く受け止めということなんでしょうか。ご本人が処分されたことに対する、どちらなんでしょうか。

大臣)
 今回の処分事案を非常に重く受け止めということでございます。

記者)
 処分を伝えたのは今朝だというお話だったんですけど、昨日の夕方は処分内容を自覚された上での辞任を伝えられたということなんですか。

大臣)
 処分をお伝えしたのは今日と申し上げたかな。

事務方)
 ちょっと補足させていただきますが、昨日、人事院の国家公務員倫理審査会で処分内容の承認を受けましたので、その処分の内容を内々に伝達いたしまして、それを踏まえて大臣に申し出があったということでございます。実際に大臣から処分内容を伝えて処分をしたのは今朝でございます。

記者)
 今回、一連の文科省の不祥事をきっかけに国民の方からは文科省に対する不信の声が上がっていますが、それについて大臣はどのように受け止めていらっしゃいますか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、事務次官がですね、2代続けて辞職をしなければならないということで、国民の皆様の間でですね、文科行政に対する信頼というのが失墜をしているということは重く受け止めなくてはならないと、こういうふうに思っております。先ほど申し上げましたように、信頼回復に向けてですね、地道な努力を積み重ねていくと、こういうことが大変大事なことだと思っております。

記者)
 具体的に地道な努力というのはどのようなことを御考えでしょうか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、まずは調査をしっかりとやって事実関係を明らかにして、必要であれば処分を含めてということでございます。それから先ほど申し上げましたように、文部科学省創生実行本部ということを既に設置をしておりますので、調査・検証チームからの御意見を踏まえて、具体的な再発の防止策を検討するということで、信頼回復に向けた新しい文科省を創生するための方策をしっかりとここで取りまとめていきたいと思っております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年09月 --