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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年7月3日)

平成30年7月3日(火曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化

キーワード

次世代放射光施設(軟X線向け高輝度3GeV級放射光源)官民地域パートナーシップ具体化のためのパートナー選定等、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録決定、平成29年度全国学力・学習状況調査「保護者に対する調査」分析結果等、お茶の水女子大学のトランスジェンダー受入れ、ワールドカップロシア大会

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成30年7月3日(火曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年7月3日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私から2件ございます。まず軟X線向け高輝度3GeV級放射光源、いわゆる次世代放射光施設に関しまして、施設の整備・運用に積極的に関わる地域及び産業界のパートナーの募集を行いましたところ、提案のあった1件について、これまで有識者会議において、選定審査のための調査検討を行ってまいりました。6月28日に開催されました有識者会議において、当該提案について、文部科学省が募集要領で示した要件を充たしており、全体として、パートナーとして選定するのに相応しい提案がなされている旨の報告が取りまとめられたところでございます。これを踏まえまして、省内で検討した結果、文部科学省として、官民地域パートナーシップによる次世代放射光施設の推進に関し、一般財団法人光科学イノベーションセンターを代表機関とする提案者をパートナーとして選定すること、国の主体である量子科学技術研究開発機構とパートナーとの間で、同施設の整備・運用に関する詳細を具体化するための検討・調整を開始すること、その検討・調整結果を踏まえ、文部科学省は、次世代放射光施設の整備に係る概算要求に向けた検討を進めること、これを本日決定をいたしました。パートナーにおかれましては、次世代放射光施設を中核としたリサーチコンプレックス形成加速に向けた計画の具体化、官民地域の役割分担に沿った民間企業等からの資金拠出の表明など、有識者会議の報告に示された留意事項等について、今後対応いただきたいと思います。文部科学省としては、我が国の科学技術の進展と国際競争力強化に貢献する次世代放射光施設の具体化について、引き続き取組みを進めてまいります。
 2件目でございますが、6月30日にバーレーンで開催されております第42回世界遺産委員会において、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産への登録が決定をされました。本資産は、江戸幕府によるキリスト教禁教政策の中で、「潜伏キリシタン」が密かに信仰を続けるために独自の伝統を育んだことを物語る貴重な証拠であります。本資産を大切に守り続けてこられた地元の皆様に敬意を表するとともに、類まれな価値を持つこの資産が、世界の人々に祝福されつつ世界遺産となったことを心からうれしく思っております。文部科学省としては、このたび新たに誕生した我が国22番目の世界遺産を地元の皆様とともに確実に後世に引き継ぎ、その価値を積極的に国内外へ発信してまいります。私からは以上です。

記者)
 昨年度の学力テストの分析結果が先日公表されましたが、前回の調査に引き続き、親の学歴とか収入と学力との関係があることが分かりました。家庭の保護者が格差是正に向けてできることについての示唆がありましたが、文科省として結果をどう受け止めて、今後の施策にどう生かされていくか簡単にお聞かせください。

大臣)
 調査結果によりますと、平成25年度調査と同様に、家庭の社会経済的背景、保護者の収入ですとか学歴ということですが、これが高い児童生徒の方が、教科の平均正答率が高い傾向が見られた一方で、学校や保護者の取組み等によって、不利な環境を克服して成果を挙げている例があるということが分かりました。例えば不利な環境を克服し、学力が高い児童生徒の保護者には、子供の基本的な生活習慣を整える、子供に文字に親しむよう促す、子供の知的好奇心を高めるような働きかけを行う、こういった特徴が見られたところでございます。文部科学省としては、家庭の経済状況にかかわらず、学ぶ意欲と能力のある全ての子どもが質の高い教育を受けられますように、家庭の教育費の負担の軽減、それから学校をプラットフォームとした子供の貧困対策、学力向上に効果的な取組の教育委員会や学校への普及、学校・家庭・地域の連携・協働の推進、こういったことに引き続き全力で取り組んでまいりたいと思っております。

記者)
 放射光施設についてお伺いします。今回、パートナーに相応しいと今回提案、特に評価された点についてお伺いしたいのと、自民党の方では今回こちらが決定したことで震災後の復興の加速にもつながるとの期待がありますが、施設への期待についてお伺いします。

大臣)
 今回、先ほど申し上げましたように募集要項で示された要件を満たしているということで、光科学イノベーションセンターが代表機関で宮城県、仙台市、東北大学、それから一般社団東北経済連合会、連名での提案でございましたが、科学技術・学術審議会の量子ビーム利用推進小委員会において、しっかりと調査検討を行っていただいたところでございまして、専門的な見地からこの要件に該当しているということで選定に至ったということでございます。二つ目は何でしたか。

記者)
 震災の被災地でもある場所で放射光施設ができるということで、施設への今後の期待について。

大臣)
 今からこれは、科学技術の進展と国際競争力に貢献する次世代放射光施設ということですから、単に施設ができるということに留まらずに、研究者がここを利用する、いろんな方がそこを訪れられるということで、一つの知の拠点ということになっていくのだろうと期待をしておるところでございますので、そういうことに対する期待がまずあって、そして実際にそれができていくとそういうことが起こってくるということが復興に少しでもお役に立つといいなと期待をしております。

記者)
 お茶の水女子大学が、2020年度からトランスジェンダーの学生の受入れを進めるという方針を発表しました。詳細は記者会見を後日するということなんですけれども、現時点での大臣の受け止めと文科省として関連した取組を検討されているような施策等があればお聞かせください。

大臣)
 トランスジェンダーなどの性的指向、性自認に関する正しい理解を促進するとともに、社会全体が多様性を受け入れる環境づくりを進めるということが重要であると思っております。現在、お茶の水女子大学がトランスジェンダーの学生の受け入れを検討中であると聞いておりまして、大学においてよく議論の上で適切に判断をされるものと、こういうふうに考えております。先ほど申し上げましたように、こういった性的少数者への理解が進むということや、配慮を要する学生への支援が進むということは望ましいことだと考えております。学生の受け入れについては、各大学等の判断ということになりますが、適切な議論や検討が進むことを期待しております。

記者)
 ワールドカップサッカーについて、今日の朝なんですけど、実際に3時から試合を御覧になられたのかということと、結果について受け止めをお願いします。

大臣)
 目覚ましをかけたのですが、不覚にも起きられなくて、大変残念でございましたが、朝起きてニュースをすぐに確認をいたしまして、大変、健闘したけれども、結果としては残念な結果になったということでございますが、優勝候補と言われていたベルギーを相手に選手達は全力で戦ってくれたと、こういうふうに思っております。よく堅守速攻と言われていますが、日本のスタイルを貫いて善戦をした、こういった試合ではなかったかというふうに思っております。今回、前評判はいいものではなかったということだろうと思いますが、それをいい意味で裏切るサッカー日本代表の活躍、大変、人々に勇気と感動を与えてくれたと思っておりまして、日本代表チームには、今回のワールドカップでの経験を生かして、更なる活躍を御期待申し上げたいと思っております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年07月 --