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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年1月19日)

平成30年1月19日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ、文化

キーワード

生活保護基準見直し、イプシロンロケット打上げ、百舌鳥・古市古墳群の世界遺産推薦、運動部活動に関するガイドライン、平昌五輪

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成30年1月19日(金曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年1月19日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私から冒頭3件ほどございます。先ほどの閣僚懇談会におきまして、厚生労働大臣より発言がございまして、生活保護基準見直しに伴う他制度への影響については、できる限り影響が及ばないように対応する方針について、確認をしたところでございます。文部科学省としては、経済的な理由によりまして、子供たちの教育を受ける機会が妨げられることがないようにすることが何より重要であると考えております。今回の見直しに伴って、就学援助など当省の所掌する施策についても、対象者の範囲等に影響が及ぶことが考えられます。このため、本対応方針を十分に踏まえながら、就学援助などの教育関係施策につきまして、生活保護基準額が減額となる場合には、できる限り影響が及ばないよう、適切に対応してまいります。
 2件目ですが、1月18日にイプシロンロケット3号機による、高性能小型レーダー衛星ASNARO-2の打上げが成功いたしました。イプシロンロケットについて、平成25年の1号機、平成28年12月の2号機の成功に引き続きまして、小型衛星の打上げ需要に対応し、更に高度化を進めた3号機の打上げが成功したことを大変喜ばしく思っております。また、H-ⅡA、H-ⅡBロケットと合わせた、我が国の基幹ロケットとしては、40機連続の成功となりました。今後とも、イプシロンロケットの更なる信頼性の向上や高度化に取り組むとともに、低コスト化による国際競争力の強化を目指し、開発を着実に推進してまいりたいと思っております。
 3件目ですが、本日の閣議におきまして、「百舌鳥・古市古墳群」の推薦書をユネスコ世界遺産センターへ提出することが了解されました。来年夏の世界遺産委員会において、世界遺産に登録されるよう、大阪府はじめ、地元自治体及び関係省庁と連携しながら、最善を尽くして取り組んでまいりたいと思います。

記者)
 先日、運動部活動の在り方についての方針案を出されましたが、これについての大臣の見解をお願いします。また、実効性のあるものにするために、どんなことが必要かというところも合わせてお願いいたします。

大臣)
 運動部活動につきましては、スポーツ庁の有識者会議において、生徒にとって望ましいスポーツ環境を構築する観点とともに、教師の働き方の観点の両面から、今年度中にガイドラインを取りまとめるべく検討を進めているところでございます。休養日とか活動時間の設定についても議論しているわけですが、生徒のけがの防止の点からも意義がありまして、適切な運営の観点からもこういうものが必要であると考えているところであります。まだ検討している最中でございますので、また、その実効性等についてもしっかりと実効性があるようなものにするように議論をしていただければと、今の段階ではそういうふうに思っております。

記者)
 閣議了解された「百舌鳥・古市古墳群」ですけれども、この古墳群について、大臣はどのような意義があるというふうにお考えかということと、今後期待されることがあればお伺いできれば思います。

大臣)
 「百舌鳥・古市古墳群」は、世界最大の巨大前方後円墳である仁徳天皇陵古墳を含む、土で造られた建造物群でありまして、そういった意味で世界的に顕著な価値があるということは、十分認められるものだと考えております。一方で、世界遺産、総数が1000件を超えておりまして、世界遺産委員会の諮問機関でありますイコモスによる審査が年々厳しくなってきております。審査の過程で想定をされますイコモスからの指摘については、柔軟に対応できるように地元自治体、また関係省庁と連携をしながら、しっかりと取り組んで参りたいと思っております。

記者)
 関連して、国内推薦の候補に決まった昨年の夏から構成資産は恐らく変わっていないと思います。かなり件数も多いですし、今、大臣もおっしゃったように、イコモスの審査というか、現地調査は年々厳しくなっていく上で、現時点ではこのまま出すけれども、ひょっとしたら変わっても致し方ないというようなお考えなのでしょうか。

大臣)
 現時点では、地元ともいろんな調整をしながら構成ということになっておりますので、現時点で我々としては、これでしっかりと価値があると考えております。一方で、イコモスの方で先ほど申し上げましたように厳しくなっておりますので、今、お話のあったように古墳が49基ということでございますから、構成資産の絞り込みということを求められる可能性は排除できないというふうに考えております。

記者)
 冒頭おっしゃられた生活保護制度の見直しですが、高等教育の無償化へも関係してくると思うのですけれども、生活保護制度、現在、大学の進学を想定していない制度設計になっていて、世帯分離など様々、進学すると減額されるということがあります。昨年末、今後有識者会議を作って詳細な制度設計をされるということをおっしゃられていましたけれども、どのような考えで臨まれるのか伺わせてください。

大臣)
 やはり、経済的理由で進学等を断念することがないように、安心して学べるということが大事だと思っております。所管省庁である厚生労働省において生活保護制度については当然検討されるわけでございますが、生活保護世帯の子供の大学進学を支援するために、進学者への一時金の支給などを実施すると、こういうふうな予定だというふうに聞いています。我々としても、生活保護世帯出身者を含めた経済的に困難のある学生等の進学を支援するために、給付型奨学金をはじめとする奨学金事業や、大学等授業料減免の充実に取り組んできております。今後、新しいパッケージでもそういうことを更に充実させていくということがございますので、基本的にはこの生活保護基準の見直しによって、できる限り他の政策には影響を及ぼさないようにするというのが全体の方針でありますので、先ほど申し上げましたように、これは新しくできていく制度もその方針の下にあるということになりますので、基本的にはそういう方針の下で検討をしていきたいということになると思います。

記者)
 関連しまして、高等教育に関して、無償化にあたって有識者会議を設けられるということを、昨年末おっしゃられていたのですが、これスケジュールというのは何か見えてきているものはあるのでしょうか。

大臣)
 既にそういうものを設けてやっていこうということで準備を始めていますので、これは夏までにまとめなければいけないということが決まっておりますので、そのスケジュールに間に合うように、しっかりとやっていきたいと思っています。

記者)
 くどいようですが、有識者会議の立ち上げはいつ頃になりそうなのでしょうか。

大臣)
 有識者会議は、近日中、1月下旬から2月の前半を目途にスタートさせたいと思っています。

記者)
 有識者会議の関連ですが、この会議を立ち上げた後々の議論なのですが、これは会議の様子は公開されるお考えでしょうか。

大臣)
 この会議をどういうふうにやっていくかについては、まずはその専門家会議を決めて、今からの検討になると思いますが、どういうふうにしていくかというのは皆さんの御意見も聞いて、運営の仕方は決まっていくべきものだと、こういうふうに考えています。

記者)
 平昌オリンピックに大臣は出席されるのでしょうか。

大臣)
 過去のオリンピック開会式には、スポーツ担当大臣として事情の許すかぎり文部科学大臣が出席をしておりますが、今回は通常国会の会期中ということでございますので、国会日程を踏まえて、当然、国会のお許しを頂いたら、こういうふうになると思います。

(了)

お問合せ先

大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年01月 --