林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年1月12日):文部科学省
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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年1月12日)

平成30年1月12日(金曜日)
教育、科学技術・学術、スポーツ

キーワード

ベルギー・スウェーデン出張、大阪大学の入試ミス、カヌー選手の薬物混入、競泳選手の暴力

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成30年1月12日(金曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年1月12日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私からは1点ございます。1月7日から10日まで、ベルギーとスウェーデンを訪問して参りました。ベルギーでは、EU要人と会談を行いました。研究・科学・イノベーション担当のモエダス欧州委員とは、若手研究者の交流拡大、量子技術及び北極科学分野における協力等について意見交換を行いまして、日EU協力の強化を進めていくことで一致しました。現地でお話ししたとおりです。それから、気候変動対策・エネルギー担当のアリアス・カニェテ欧州委員とはITER計画及びBA活動における協力について意見交換を行っております。さらに、ライシャーツ教育文化総局長とは、2016年のG7倉敷教育大臣会合でEU側から提案のありました、教育・文化・スポーツに関する日EUの政策対話の立ち上げについて合意をいたしております。それからスウェーデンですが、大学・研究機関・企業が集積しておりますルンドを訪問して参りました。放射光施設や建設中の中性子施設を視察したほか、スウェーデン教育研究省の副大臣及びルンド大学学長ほかとの意見交換を行ってきております。今年2018年は日スウェーデンの外交関係樹立150周年ということで記念すべき年でありまして、スウェーデン側からも「150周年における年頭最初の要人往来であり、喜ばしい」というような発言や、「大学や研究の交流を更に進めていきたい」という旨の言及があったところであります。大変短い期間でしたが、科学技術外交を年頭から進めることができた大変充実した訪問でありまして、今後とも引き続き、欧州との協力を推進して参りたいと考えております。私からは以上です。

記者)
 まず1点目が、大阪大学の入試で出題ミスが明らかになりました。既に文科省としても通知を出されていると伺っていますが、大臣の受け止めと今後の御対応についてお聞かせください。

大臣)
 今回、大阪大学で公平・公正であるべき入学者選抜のミスが生じてしまったということは誠に遺憾であります。特に、昨年6月・8月・12月に外部から指摘があったにも関わらず、1年近くも遅れて30人の新規合格者等が生じたということは重大な事態であるというふうに考えております。大学側の説明によりますと、昨年6月及び8月の指摘に対して、当該問題の作成者自身の認識に基づいて、学内の上層部に相談せず、大学の回答が正しい旨を回答をしていたとのことでありますが、適切な検証が適時に行われなかったことによって、結果として、受験生に対して多大な迷惑がかかる事態を生じてしまったことを、大学側は強く受け止める必要があるというふうに考えております。このため、文科省としては、大阪大学に対して、新規合格者に更なる御迷惑がかからないように万全を期するとともに、詳細な原因究明とその報告、本年度入学者選抜も含めた再発防止を徹底するよう強く求めたところであります。また、厳正であるべき入学者選抜においてミスが発生しないよう、通知や諸会議等の場において再三注意喚起を図っているところですが、今回の事例を踏まえまして、国公私立の全ての大学に対して、改めてミスの防止及び外部からの指摘があった場合を含めた早期発見及び適切な対応を促す通知を発出したところでございます。

記者)
 もう1点、話題が変わりまして、スポーツのカヌーの男子選手がライバル選手に薬物を混入するという問題が発生しました。それに対する御対応をお聞かせください。

大臣)
 2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、クリーンでフェアなスポーツの推進に取り組んでいる中で、我が国においてライバルでありチームメートでもあった競技者が、ドーピング禁止物質を混入するという事案が起きたことは、大変遺憾であります。今回の件は、カヌー連盟だけの問題として捉えるのではなく、我が国のスポーツ界全体の問題として、一丸となってフェアプレー精神の教育やコンプライアンスの徹底に取り組み、再発防止を図っていくべきものというふうに認識しております。また、クリーンでフェアなアスリートを守るという観点から、同様の被害に遭うことを防止するため、アスリートに対する教育・啓発活動の充実も必要と考えております。このため、当面の対応として、スポーツ庁において、日本アンチ・ドーピング機構をはじめ、関係団体と連携しまして、早ければ来週中にも各種競技団体の担当者にお集まりいただきまして、再発防止のための注意喚起を図る場を設ける予定にしております。文科省としては、引き続きスポーツの価値を守るため、クリーンでフェアなスポーツの実現に努めて参りたいと思っております。

記者)
 冒頭のベルギー出張の件で、量子科学の件で、具体的な事例をお話されたのでしょうか。

大臣)
 具体的に、量子の中でしておりませんが、量子科学分野を我々としても重視しているということで、その一例として、昨年の大臣折衝におけるフラッグシップの話も先方にお伝えしたところ、先方からも、量子の分野では大変大きな重要性を認識しているということがあって、この分野を特出しして、コミッショナーと私の間で合意を得たということでございます。

記者)
 競泳の世界選手権のメダリストの件で、選手が後輩の選手を殴るという事案が発生して、スポーツ界をあげて暴力根絶に向けて取り組んでいる中で、このようなことが起きたことについて、受け止めをお願いします。

大臣)
 報道については、承知しておりますが、まだ報告を受けておりませんので、この段階でのコメントは差し控えたいと思います。関係者から事実関係をしっかりと確認してまいりたいと思っております。相撲のときに申し上げましたが、スポーツの現場での暴力は、断固として根絶していく必要があると思っております。

記者)
 来週にも競技団体が集まって会議がなされるということですが、そこでは暴力に関することとかも中身には含まれてくるのでしょうか。それか、今回のドーピングということに特化したものになるのですか。

大臣)
 来週にも再発防止のための注意喚起を行うということでございますが、これは、今回の事案を受けてということでございますので、基本的にはスポーツにおけるインテグリティの確保やドーピングの防止活動ということでございます。したがって、ドーピング、それからインテグリティの確保がメインでございますが、当然一般的な話として、暴力を根絶するということは含まれてくるところでございます。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年01月 --