林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年1月5日):文部科学省
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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成30年1月5日)

平成30年1月5日(金曜日)
教育、その他

キーワード

EU(ベルギー・スウェーデン)出張、新年の抱負、公立学校教職員の人事行政調査、学校の危機管理マニュアル、教育無償化、加計学園の獣医学部新設

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成30年1月5日(金曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成30年1月5日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。私からは、本日1件でございます。この度、1月7日の日曜日から10日の水曜日の予定でベルギーとスウェーデンを訪問をいたします。今回の出張では、欧州連合の研究・科学・イノベーション担当のモエダス欧州委員及び気候変動対策・エネルギー担当のアリアス・カニェテ欧州委員等のEU要人と会談を行います。また、スウェーデンを訪問いたしまして、近年稼働した最新の軟X線向け高輝度放射光施設や建設中の欧州核破砕中性子源を視察するほか、スウェーデン教育研究省副大臣及びルンド大学学長ほかとの意見交換を行う予定です。私からは以上でございます。

記者)
 1点目ですが、年も改まりましたので、新年の抱負をまずお聞かせください。

大臣)
 新しい年になりまして、昨日も総理のお供をいたしまして、伊勢神宮を参拝をしてまいりました。昨年、就任以来申し上げてきたことですが、この文部科学行政に対する信頼を取り戻すということで、今年もそのことをまずはしっかりとやっていくために、必要な説明をしっかりとやってまいりたいと、こういうふうに思っております。さらには、昨年の末にパッケージをまとめさせていただきましたので、家庭の経済事情に左右されることなく、質の高い教育が受けられるように、幼児期から高等教育段階まで切れ目のない形で教育費の負担軽減を推進したいということが、まず一つの大きな課題だというふうに思っております。
 また、この文科省、科学技術そして文化、スポーツも所掌しておりますので、それぞれの分野でしっかりと行政を前に進めていければと、こういうふうに思っております。戌年ということでございますので、干支の故事来歴を見ますと、いろんなものが生い茂るといいますか、だんだん伸びてくると、こういう年だそうでございますので、しっかりと伸ばすべきは伸ばすとともに、刈り込むところはしっかりと刈り込むと、メリハリをもって事に当たっていければと、こういうふうに思っております。

記者)
 2点目ですが、昨年末の発表で、教職員のわいせつ行為で処分された例が増えているということで、この背景が何なのか大臣のお考えと、これまでいろんな対策をとられてはいると思うのですけれども、それが効果をあげてないのはなぜかというところを教えてください。

大臣)
 このわいせつ行為等により処分等を受けた人数が過去最多となった主な要因としては、文部科学省が従前から指導しておりますとおり、児童生徒へのわいせつ行為等について厳正に対処してきた結果であるというふうに考えております。言うまでもないことですが、児童生徒を守り育てる場である学校の教育職員によるわいせつ行為等は絶対にあってはならないものであり、今回の調査において過去最多となったことは、大変遺憾だというふうに申し上げたいと思います。文科省としては、これまでも各教育委員会に対して、不祥事の未然防止に努めていただくとともに、児童生徒に対するわいせつ行為等については、原則として懲戒免職とするなど、厳正な対応をするよう指導を行ってきたところですが、引き続き、各教育委員会に対して指導の徹底を図り、学校教育に対する国民の信頼が得られるように努めてまいりたいと思っております。

記者)
 養成課程については、こういうことについて問題はないのでしょうか。養成課程でこういうことについて見直すということはないのでしょうか。

大臣)
 教員の養成課程について、特にこのことに対して何か大きな問題があるということは、現在のところ考えておりませんけれども、やれることがあればしっかりと検討してまいりたいと、こういうふうに思っております。

記者)
 北朝鮮からのミサイルの件で、現場がいろいろと戸惑いがあるということで、手引きを作られているという報道もあったのですが、今現在、どういう進捗状況か教えてください。

大臣)
 現在、文部科学省におきまして、各学校が作成をする危機管理マニュアルの参考資料となる手引きを今年度中に改訂をすべく検討作業を進めておりまして、ミサイルやテロなど新たな安全上の課題等についても内容を追加する予定です。具体的な内容等は検討中ですが、全国での様々な取組を踏まえつつ、専門家等にも相談して、なるべく早く改訂できるように努めたいと考えております。なお、ミサイル等への対応については、現時点で国としてお示しできる内容については、これまでも昨年9月の事務連絡等によって各学校設置者、また各学校等に周知をしてきたところですが、各学校において当該手引きの改訂を待つことなく、自治体の危機管理部局と連携しつつ、実情に応じた危機管理マニュアルの見直しを進めていただくようお願いをしているところでございます。

記者)
 教育の無償化の関係ですけれども、冒頭、パッケージのお話を触れられましたが、振り返って、この2、3か月の動きを見てみたときに、無償化の話で、国が教育にお金を投資していくのはいいと思うですけれども、拙速というか、展開が早かったなという感じもあります。大学の話でも、運営費交付金などはこの10年で見ても削減されてきた中で、これから詳細な制度設計する中で、今までの政策の検証というか、大学と文科省とそれぞれ、反省だったり検証は必要だと思うのですけれども、そのへんはこれから有識者が入るなり、そういった検証の過去の振り返りは取り入れられていくのか、いかがでしょうか。

大臣)
 昨年、大枠をパッケージで示させていただきましたので、今年、詳細を詰めていくということでございます。したがって、詰めていく中で、当然、今までやってきたことがございますので、そこを今回のパッケージに対応してどういうふうにしていくかという意味では、当然、今までやってきたことを前提に、それを見ながら、更にどう進めていくかということが詳細な検討になっていくと思いますので、そういう意味では、過去の政策の検証と言いますか、それを見ながら、どうしていけばさらによくなるか。これだけでの財源を頂くわけですから、しっかりと成果を出るものにしていくのは当然のことですし、一般的な改革等については中央教育審議会で検討されておりますでの、そこともしっかりと整合性をとって、検討していきたいと思います。

記者)
 今のに関連すると、対象になる大学も、ある意味、私立の大学も多い中で、例えば、実務経験のある教員とか、今回示されている条件があったと思うのですけど、私立の大学も示された条件に自らあわせるようにする。お金の支援対象を絞り込むという過程で、大学自身がその条件に合致するように、ある意味、あわせていく声も聞かれる。つまり、大学の教育に口を出し過ぎるという懸念も聞こえたのですけれども、その点についてお考えは。

大臣)
 基本的には、大学それぞれの御判断になりますが、財源を確保して国の政策としてやっていく以上は、納税者はじめ国民の皆様に御理解を得られる使い方というのがありますので、詳細な条件をそういう観点からもしっかりと検討していかなければならないと思います。

記者)
 年末に加計学園の設置審の関係で議事要旨が出ましたけれども、中身は箇条書のメモ程度だというふうにしか印象を受けなかったのですが、議事要旨、もう少し公開できる部分もあったかなという気もするのですが、大臣自身、あれで説明責任を果たされているとお考えですか。

大臣)
 設置審において、審査過程の透明性の確保をするという観点で、審査会、分科会の議事要旨を公開したと承知をしております。一方で、設置審は一般的な政策を議論する審議会とは異なって、特定の法人から申請のあった大学の認可という行政処分の前提となる内容を取り扱う審議会ということで、委員の率直な意見の交換が阻害されて公平な議論が妨げられることがないように配慮する必要があるということで、審議会の方で、議事要旨を作成、公開したというふうに承知をしております。審査の内容については、既に、審査内容、審査過程で指摘したすべての審査意見を公表しておりますので、透明性の確保は図られていると思っております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成30年01月 --