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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成29年11月14日)

平成29年11月14日(火曜日)
教育、科学技術・学術

キーワード

平成30年度開設の大学等の認可について、千葉セクションの国際標準模式地の候補選出

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成29年11月14日(火曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成29年11月14日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 それでは、本日は私から2件でございます。まず、11月9日に大学設置・学校法人審議会から設置等を可とする答申を頂いた、「平成30年度開設の学部等」につきまして、本日付けで認可をいたしました。審議会より「可」の答申を頂いたものについては、申請された計画が大学設置基準等の法令に適合していると判断されたものでありまして、答申結果を尊重して認可することを判断いたしました。その中の岡山理科大学獣医学部の件については、これは国家戦略特区のプロセスを経て申請をされたものですが、大学設置・学校法人審議会での審査とは別に、設置認可申請の内容が、国家戦略特区のプロセスの中で認められた加計学園の構想に沿っていることも確認していることから、認可をすることにいたしました。これら認可した案件は、来年4月に開設される予定ですので、開設以降は認可した計画を確実に履行して、適切な教育環境を提供して頂きたいというふうに考えております。
 2件目でございます。国立極地研究所等のチームが申請をしておりました「千葉セクション」が、このほど、国際地質科学連合のワーキンググループにおきまして、「国際標準模式地」の候補として選出をされました。最終的に決定をされますと、日本の研究グループが申請している地質時代の命名権を獲得することになります。本件については、本日17時から国立極地研究所等が会見を開き、詳しい説明を行う予定になっております。国際地質科学連合としての最終決定となるための審査には、今後1年程度を要するというふうに伺っておりますが、引き続き、審査結果について見守って参りたいというふうに思っています。
 私からは以上でございます。

記者)
 まず、加計学園について、まだまだ疑念の声がございまして、いわゆる4条件について、文科省として検討すべきではないかという声も強いのですが、その辺りいかがお考えでしょうか。

大臣)
 今回の獣医学部の新設につきましては、これまで国家戦略特区を所管する内閣府を中心に、段階的にそのプロセスが進められてきたところでございまして、国家戦略特区の枠組みの中で関係法令に基づき関係省庁の合意の下で適切に進められてきたものというふうに理解をしております。また、大学設置・学校法人審議会には、学問分野の専門家や大学運営に関する有識者に参画をいただきまして、3段階の会議で学問的・専門的な観点から審議を行うなど、慎重かつ公正・公平に審査を行っていただきました。さらに、全ての審査意見や申請書類を公表することで、審査の透明性の確保が図られていると考えておりますが、国会等においてもこういったプロセスの手続の説明を含めて、しっかり対応して参りたいというふうに思っております。

記者)
 もう1点、チバニアンと命名される見通しとなったことについての受け止めをお伺いたします。

大臣)
 この詳細については、本日の国立極地研究所等の会見で説明があるというふうに思いますが、最終決定までに第四紀層序委員会、国際層序委員会及び国際地質科学連合というところで審査を経る必要があるというふうに聞いておりまして、最終決定までには今後1年かかるということですが、しっかりと審査結果について期待を持ちながら見守って参りたいというふうに思います。

記者)
 先ほど特区の議論の中で、適切に4条件についても処理されたというお話でしたが、改めて、大臣の認可に当たって、この加計学園獣医学部が他の既存の大学にはできないというふうに大臣としてお考えかどうか、お聞かせください。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、この4項目につきましては、11月9日、昨年の、追加規制改革事項の決定の際に、満たされていると確認を既に4省庁、これは文科省も含まれていますが、しております。そして、その事項を踏まえて共同告示を制定し、その告示に基づいて、共同告示を制定しまして1月20日に区域計画が承認されるということに当たりまして、学校法人加計学園による獣医学部設置の構想、これが追加規制改革事項に沿っていることを関係省庁で確認をしております。その際、4項目が満たされていないという異論、関係省庁等から出ておりませんで、結果として共同告示が定める要件に適合することを確認したということでございまして、獣医学部にかかる申請を行うということが、その時点で可能になったということでございます。したがって、先ほど冒頭申し上げましたように、構想に合致しているということも、別途設置審の審査とは別に確認をさせていただいておりますので、その結果を踏まえて認可をさせていただいたということでございます。

記者)
 11月2日の専門委員会の場にいた委員に直接取材したところ、家畜衛生に関する専任教員を改めて補充することという部分が、実は当初は是正意見になっていたものの、文科省の事務方の方から教員構成が不十分で不可になった前例がないという説明があって、改善意見に下げられたというふうに聞きました。これは、是正意見が2つ以上だと通常不可となることが通例であるために、あえて是正意見を1つにとどめるために事務方がそのような説明をその場でしたという可能性があるのではないでしょうか。

大臣)
 設置審の中身につきましては、議事要旨というものも出ておりますが、どなたがどういうことをおっしゃったかということを一つずつ申し上げることを申しますと、客観的・専門的な議論に支障を来たすということでございますので、私の方から、その設置審の中の過程でどなたがどういうことをおっしゃったかというようなことは、申し上げることは控えさせていただきたいと思っております。

記者)
 是正意見をあえて一つに留めるために事務方が調整をしたという事実はありますか。

大臣)
 私はそういうことは把握しておりません。

記者)
 今の質問に関連するのですが、私たちの取材でも、設置審の三段階の一番最初に、専門委員会の中で最終的な最後の会議の時に、このまま認可を先延ばしにしてしまうと学園側と訴訟のトラブルになる可能性もあるという話もあったと聞きました。正に学術的に一番議論するべき委員会の中で訴訟という言葉が及ぼす影響というか、ちょっとそこは行き過ぎだったのではないかと思うのですが、その点はどう受け止められますか。

大臣)
 今、申し上げたように、委員会での個別の発言に関するコメントは差し控えさせていただきたいと思います。なお、設置審の審査は、大学設置基準等の法令に適合しているかどうかを精査するものでありますので、不認可というふうにする場合は、訴訟が提起される可能性も踏まえて明確な法令違反の根拠を示す必要があるというふうに思っております。設置審査においては、そのような客観的で厳正、厳密な指摘ができるかどうかを精査して審査意見を決定していく必要があると思っております。今回の審査案件につきましても、そのような観点を踏まえて、大学の設置構想の内容が精査をされているというふうに聞いておりますが、審議会の指摘に対応して、実習時間数の増加、教員配置の充実、カリキュラムの改善などの設置計画の修正が行われた結果、残された課題も不認可には相当せず、開設以降に改善を求めることが妥当であるという評価が、審議会の総意としてなされたものであると承知をしております。

記者)
 もともとの特区の考え方として、これまでの大学ではできなかった、特別なミッションを行おうというのが特区の考え方だと思いますが、ただ一方で、設置審では一般の大学と変わりない、普通の大学としての手続がなされたり、特区の考え方と合っているかというのは議論をしていないということなのですけれども、これは手続きとして不十分ではないかという気もしますが、改善の余地はないでしょうか。

大臣)
 特区の仕組みとして、先ほど申し上げたようなプロセスを進めて参ったわけでございまして、その際に加計学園の構想というものが出て参りまして、これが追加規制事項等々の手続に合致をしているということで、申請を認めるということになったわけでございますので、したがって、設置審の審査とは別に事務方の方で構想に合致しているかをしっかりと見ていただいた上で、合っているという判断がなされましたので、認可に至ったということでございます。

記者)
 私の質問の趣旨として、事務方でなくて設置審として、そこを見る必要があるのではないかという趣旨なのですが、いかがでしょうか。

大臣)
 設置審の審査は、大学設置基準等の法令に適合しているかどうかを精査するというものでありますので、特区としての先ほど申し上げたことについては、別途事務方でやらせていただくということでございます。

記者)
 加計学園の獣医学部新設について、この申請について、複数の専門家や実際に審査をした委員から、最終的に仕上がった申請内容というのが4条件を満たしていないのではないかという指摘がありますが、大臣としては、この4条件について最終的なもの、構想ではなくて4条件を満たしているかどうかについてはどのようにお考えでしょうか。

大臣)
 繰り返しになりますが、このプロセスの中で、国家戦略特区を所管する内閣府を中心に、段階的にそのプロセスが進められてきておりまして、4項目については、昨年の11月9日の追加規制改革事項の決定の際に、関係省庁において4項目が満たされているという確認をすでに行っております。満たされている前提の下で国家戦略特区のプロセスが進められて、その中で加計学園の構想が認められて、設置認可の申請に至っておりますので、この国家戦略特区のプロセスとの適合性を、文科省として確認するために、大学設置・学校法人審議会の審査とは別に、設置認可申請の内容が国家戦略特区のプロセスの中で認められております加計学園の構想に沿ってということを確認したということでございます。

記者)
 文科省の事務方の方が、この構想については当時のプロセスで認められたものから変わっていない、遜色がないものになっているという判断はあったかと思うのですけれども、一方で、専門家であったり、審査をした専門家、獣医の専門的知識を持っている方から見ると、これは4条件を満たしていない、この事実についてはどのようにお考えになりますか。

大臣)
 もう一度お願いします。

記者)
 構想については、文科省の事務方が確認をしたところ、いわゆるプロセス、国家戦略特区のプロセスを経たものから全く劣ったものではないという話ではありましたが、最終的にそれを専門的知識も持っている専門家であったり。

大臣)
 それはどなたのことですか。

記者)
 具体名は差し控えますが。

大臣)
 どの手続のどのところでおっしゃっておられた方ということですか。

記者)
 最終的に9月に提出をされた申請のものを専門的知識のある獣医の専門家であったり。

大臣)
 それはどなたのことでしょう。

記者)
 固有名詞は出せないです。

大臣)
 一般の方ということですね。手続の中に加わっておられた方ではない。

記者)
 ではない人、プラス実際に審査を担当した専門家の方も含めて4条件を満たしていないという見解を示しています。それについて。

大臣)
 いろんな方がいろんな御意見があるのは当然のことだと思いますが、私どもとしては、行政の手続を進めてきたということでございますので、その手続に瑕疵はなかったというふうに考えております。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成29年11月 --