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林芳正文部科学大臣記者会見録(平成29年11月10日)

平成29年11月10日(金曜日)
教育、その他

キーワード

平成30年度開設の大学等の認可等について、座間市における事件の再発防止に関する関係閣僚会議

林芳正文部科学大臣記者会見映像版

平成29年11月10日(金曜日)に行われた、林芳正文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成29年11月10日林芳正文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

林芳正文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 私から2件ほどございます。まず、「平成30年度開設の大学等」のうちで、大学設置・学校法人審議会におきまして、8月に結論が出ずに保留となった案件につきまして、引き続き、学問的・専門的な観点からの審査を行っていただきました。審査は、学問分野の専門家や大学運営に関する有識者に参画いただき、3段階のプロセスを経るなど、慎重かつ公正・公平に行っていただき、その結果、学部や研究科の設置8件について、11月9日に設置を「可」とする答申を頂きました。また、平成30年度からの私立大学医学部の収容定員の増加7件、私立大学等の設置者変更2件についても、同日付で「可」とする答申を頂きました。私といたしましては、「可」と答申されたものは、申請された計画が大学設置基準等の法令に適合していると判断されたものと認識をしておりまして、答申結果を尊重し、「可」の判定を頂いた案件について、速やかに判断を行いたいと考えております。
 次に、本日、閣議前に「座間市における事件の再発防止に関する関係閣僚会議」が開催されました。私からは、会議の場において、文部科学省における児童生徒の自殺予防の取組、SNS等の不適切な利用によるトラブルや犯罪に巻き込まれないようにするための取組について、説明を行いました。また、官房長官からは、関係省庁による情報の共有や、自殺願望を発信する若者の心のケア対策の充実等について、政府一体となった対策の強化を指示されたところであります。文部科学省としては、引き続き、関係省庁等と連携しながら、児童生徒の自殺予防の取組に尽力するとともに、インターネットを通じたトラブルや被害に遭わないよう、適切に対応してまいりたいと思っています。私からは以上です。

記者)
 設置審の答申に関して、獣医学部の新設がほぼ半世紀ぶりに「可」となったということなのですけれども、受け止めをお願いします。

大臣)
 岡山理科大学獣医学部の設置につきましては、本年3月31日付で学校法人加計学園から申請があり、4月10日に大学設置・学校法人審議会に諮問をいたしました。その後、同審議会において、学問的・専門的な観点から審査が行われ、11月9日に設置を「可」とする答申を頂いたところでございます。審議会は、学問分野の専門家や大学運営に関する有識者に参画いただきまして、3段階のプロセスを経るなど、慎重かつ公正・公平に審査を行っていただきました。その結果として、申請された計画が大学設置基準等の法令に適合していると判断されたものと認識をしております。

記者)
 もう1点、お願いします。御判断は速やかにということでしたけれども、おおよそ目途として、どのようなスケジュール感でしょうか。

大臣)
 これは、認可後の学生募集をはじめとする、学生受入れに関する大学側の準備などに大きな影響を与えないように、速やかに判断を行いたいと考えております。

記者)
 獣医学部の関係ですけれども、審査が終わった、修正がいろいろかけられたものとして、それが特区に見合っているかどうか、専門教育課の方でチェックもされたというふうに伺っていますけれども、特区の中の4条件、いわゆる4項目というか、4条件。その中に、他の大学ではできないという条件も含まれているのですが、審査が終わったあとの内容として、他の大学ではできないという内容で出しているということなのでしょうか。

大臣)
 今回の獣医学部の新設につきましては、これまで国家戦略特区を所管する内閣府を中心に、段階的にそのプロセスが進められてきたところでございまして、4項目につきましては、昨年の11月9日の「追加規制改革事項」の決定の際に、関係省庁において4項目が満たされているという確認を行っております。今回の設置認可のプロセスにおいては、文科省として申請書の内容が4項目を満たしているか否かを確認したものではなくて、4項目を踏まえて進められた、国家戦略特区のプロセスの中で進められた「加計学園の構想」と適合しているか否かについて、確認を行っているところでございます。したがって、本年1月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではないということが確認をされたところでございます。

記者)
 構想と適合しているかどうかを見ているのは、でも今回、専門教育課から見たということですが、構想と最終的に適合していたかどうかを見ているのは、専門教育課が見たと聞いていますけれども、専門教育課は一切設置審の中での議論を聞いてはいない。オブザーバーとしては参加していないのに、今までの経過を聞いていないのになぜ判断をできるのか、というところが。

大臣)
 加計学園の構想は、本年の1月12日の今治市分科会におきまして、獣医学教育の専門家を含めて関係省庁等によって確認をされたものであって、これに具体の科目名や教員数が示されております。この度、文科省において、加計学園の構想と申請書の内容の整合性を確認するに当たっては、申請書に添付されているシラバス等において構想に記載された科目が存在し、かつ、同分野の科目が追加されているということが確認できたということ。それから、教員体制に関して、教員編成表や名簿によりまして、構想に示された数の教員が配置されている。こういうことが確認できたことなどの事実関係を、今おっしやった事務方で、文科省の方で確認したというところであります。

記者)
 構想段階の定員160名から140名になったと、これは一例ですけれども、変更があったのは、それが特区の構想に見合っていると判断したのはなぜですか。

大臣)
 構想自体に定数が入っていたかどうかでございますが、構想というのは、今申し上げましたように、科目とか教員体制が書いてあったと承知をしておりますので、そのことを具体的な申請書が最終的に確保された申請書となりますので、それとの確認をしたとのことでございます。

記者)
 設置審としては、ゴーサインを出したということなのでしょうが、これまで、4条件、先ほど満たしていると判断したとおっしゃいましたが、実際、満たしたかどうか検証されていないという指摘もあります。さらに、獣医学部の新設を認めるプロセスにおいて、首相官邸側が深く関与したというのもある。これに対して、関与指摘された官邸からの文書は、記憶にないだとか、記録にないと国会で答弁しています。さらに、大臣が就任の際に言われた、当初、総理の意向と書かれた文書が見つかったという文科省の調査、これ当初、存在確認できなかったと言ったのが、結局、再調査に追い込まれて見つかり、大臣が陳謝する事態になったと。これによって、信用度が失ったままの状態が続いているかと思います。これについて、大臣、答申を尊重して速やかに判断したい、認めるという趣旨で言われていると思いますが、こういういろいろ疑念が残って、信用を失ったままの状態で大臣が認めるのではなく、もう一度、新設を認めるプロセスをやり直すつもりはないのでしょうか。諮問会議での議論をやり直すべきだというお考えはないのでしょうか。

大臣)
 いろんな御疑念について、国会等でも御指摘を受けて、それに対して、お答えをしてきたところだというふうに承知をしております。したがって、御指摘がいろいろ出てくれば、それに対して一つ一つ丁寧にお答えしていくということだと思いますが、今回の件につきましては、諮問をして、手続として、設置審から「可」とする答申を頂いているということでございますので、しっかりと手続を進めてまいりたいというふうに思っています。

記者)
 例えば、4条件に関して言えば、もし4条件をクリアしていなければ、資格のないまま試験を受けるようなことになりかねないと思います。本来、公正であるべき行政のプロセスから、官邸側の横やりでゆがめられたというような可能性も、国会答弁で証明されたとは言い切れないと思います。そういう状況で、実際に大臣が大学の設置を認めるということに対して、おかしい、やり直すというお考えはお持ちでしょうか。

大臣)
 4項目につきましては、先ほど申し上げましたように、国家戦略特区を所管する内閣府を中心に、段階的にプロセスが進められてきておりまして、4項目については、11月9日、昨年ですが、「追加規制改革事項」の決定の際に関係省庁において、4項目は満たされていると確認を行っております。その上で、今度は設置認可のプロセスにおいては、4項目を踏まえて進められた国家戦略特区の構想の中で認められた加計学園の構想と適合しているか否かについて確認を行ったということでございます、文科省として。ということで、一つ一つプロセスを踏まれてきたと承知をしておりますので、その前提で、速やかに判断をしてまいりたいと思っております。

記者)
 加計学園の答申について、審査の中では是正意見を残すべきだと主張していたが、今回、特区構想ということもあって、よほど問題がない限り、ノーと言えない雰囲気があったということが取材で分かっています。これについては大臣はどう思われますか。

大臣)
 今、御指摘があったことについては、私として、今、把握をしておりません。

記者)
 もし、そういう事実があったとしたらどうですか。

大臣)
 手続をきちっと、先ほど申し上げられたように、設置審として答申をされるということですから、私としてはその答申を受けて、速やかに判断したいと思っています。

記者)
 改めて、文科大臣として、国家戦略諮問会議でこの4条件について適合しているか、審査すべきかとお考え自体はありますでしょうか。

大臣)
 先ほど申し上げましたように、文科省として、加計学園の構想と適合しているかどうかは事務方でさせていただいたということでございます。その加計学園の構想というのが、11月9日の「追加規制改革事項」の決定の際に、4項目が満たされているという確認の上で出てきておりますので、そのプロセスがきちっと適正に積み重なってきているというふうに考えております。

記者)
 大学の理事長が、開学の精神を地元に説明もできない大学を認可するということは、文科大臣として歴史に汚点を残すことになると思いませんか。

大臣)
 理事長やその関係の方が説明をされておられないことは。

記者)
 雲隠れしていますね。

大臣)
 私としては、確認できておりませんので、手続としては、追加的規制事項、構想、そして、設置認可と設置審のプロセスは適切に踏まれたきたというふうに考えておりますので、我々が諮問して答申が出てきております。したがって、それに基づいて、速やかな判断をしたいと思っております。

記者)
 一つ一つは言いませんが、はっきり言って、恥多き大学なんですよ。これを認可するということは、文科大臣として歴史に汚点を残すとお思いになりませんか。

大臣)
 いろんな御判断がそれぞれあると思いますが、私はそういう判断は、今、しておりません。

記者)
 加計学園が実習に使うとしている野間馬は、今治市の天然記念物で、教育委員会の許可をとってないんですよ、そして使うと言っている。だから、条例違反なんですね。これ、昨日、向こうの教育委員会に確認しました。これ、文科行政がないがしろにされているということになるんです、教育委員会をすっとばしてやるわけですから。最高責任者として、どう思われますか。

大臣)
 そういう御指摘は、今、承知をしておりませんので、確認が必要であれば、しっかり確認して対応したいと思います。

記者)
 昨年の11月9日に4条件に関係省庁で合意したということですが、文部科学省内では、いつ、どこで、どの部署で4条件が満たされていると判断したのか、また、それは文章に残っているんでしょうか。

大臣)
 先ほど、申し上げたことの繰り返しになりますが、4項目については、昨年11月9日の追加規制改革事項の決定の際に、関係省庁において4項目は満たされているというふうに確認されているわけです。

記者)
 文科省内では、どうなんでしょうか。

大臣)
 省内のプロセスというか、関係省庁で専門家も当然含まれておりますが。

記者)
 いつどこで、文科省内ではやられたのでしょうか。

大臣)
 文科省の中で。

記者)
 文科省の中で適合していると判断するから、合意できるわけですよね。では、文科省内ではいつやられたのか。どこの部署で。文書が残っているのか。

大臣)
 これは、その段階でプロセスを踏んでおりますので、ちょっと手元に資料はございませんが、申し上げたように、昨年11月9日の決定の際に、関係省庁で4項目が満たされていると確認を行っておりますので、内部の詳細については、後程事務方から説明させたいと思います。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成29年11月 --