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松野博一文部科学大臣記者会見録(平成29年5月19日)

平成29年5月19日(金曜日)
教育、スポーツ

キーワード

加計学園の獣医学部新設、平成28年度大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの作成

松野博一文部科学大臣記者会見映像版

平成29年5月19日(金曜日)に行われた、松野博一文部科学大臣の定例記者会見の映像です。

平成29年5月19日松野博一文部科学大臣記者会見(※「YouTube」文部科学省動画チャンネルへリンク)

松野博一文部科学大臣記者会見テキスト版

大臣)
 おはようございます。私から冒頭発言は3件でございます。1件目は、獣医学部新設に関わる各種報道等に関する文科省の調査についてでございますが、17日の夕刻、民進党調査チームから文書が示されまして、文科省として調査を進めるということを判断いたしました。この提示された文書につきましては、入手経路が不明であり、新聞で報道された文書と同一のものか判明しませんが、文部科学省としては、すでに調査を開始したところであります。その実施者は総括審議官、総務課長、その他関係官であり、体制を整え実施をしている状況でございます。調査の内容としては、関係者に対するヒアリングを行い、ヒアリング項目は民進党から提示をされた文書に関し作成したことがあるか、共有したことがあるかなどであります。現在、鋭意作業を進めており、終わり次第、できるだけ速やかに報告をしたいと考えております。
 2件目が、平成28年度大学等卒業者及び高校卒業者の就職状況調査についてでございます。今春、大学、高校等を卒業した者の就職率を、文部科学省と厚生労働省で取りまとめましたので、公表いたします。大学の学部卒業者は、0.3ポイント増の97.6パーセント、大学・短大・高専全体では0.2ポイント増の97.7パーセントとなりました。いずれも、調査開始以来最高であった昨年の数値を上回りました。高校生については、0.3ポイント増の98.0パーセントとなり、平成3年3月卒以来、26年ぶりの高水準となりました。景気の回復傾向により、企業の高い採用意欲が続いているため、学生・生徒の就職環境は改善しているものと考えています。また、大学や高校とハローワークとの連携の進展やキャリア教育の推進も、要因の一つであると考えております。なお、未就職のまま卒業した方についても、引き続き、大学や高校の就職担当者に相談したり、新卒応援ハローワークを活用し、あきらめずに就職活動を続けていただきたいと考えております。
 3つ目は、運動部活動の在り方に関する総合的なガイドラインの作成についてであります。文部科学省では、生徒の健全な成長の促進や教員の業務負担軽減の観点から、運動部活動の運営の適正化に向けて、本年度において「運動部活動の総合的なガイドライン」を作成することとしています。本ガイドライン作成に当たり、この度、スポーツ庁に有識者及び中体連等の運動部活動関係団体などによる検討会議を設置し、持続可能な運動部活動を見据えた今後の運営や指導の在り方を検討することとしました。今月29日に第1回の会議を開催し、今年度末を目途にガイドラインをとりまとめることとしております。私からは以上でございます。

記者)
 加計学園の件に関して、文科省の調査はいつ頃までに結果が出る見通しでしょうか。

大臣)
 できるだけ早くというふうに、民進党さんの要請もいただきました。慎重も期さなくてはいけないということもございますが、できるだけ早い時期に発表できるように、鋭意今、進めているところでございます。

記者)
 大臣自身は、内閣府から総理の意向という指示を受けた記憶はございますでしょうか。

大臣)
 他省の職員が文科大臣に直接話をしてということは、通常ありえないですよね。また、職員を通して間接にも、もちろんございません。

記者)
 ヒアリングをすでに開始したということなのだと思うのですが、関係者の範囲、ヒアリングの対象者の範囲を教えてください。

大臣)
 今回のヒアリングの対象は、高等教育局長、そして高等教育局担当の大臣官房審議官、専門教育課長、企画官、課長補佐、これは専門教育課企画官、課長補佐ということでございます。それから、行政改革推進室長、室長補佐がヒアリングの対象となっております。

記者)
 6人ですか。

大臣)
 7人です。

記者)
 今の調査の現状と、文書の作成とか共有もそうなんでしょうけれども、書いてある事実の内容があったかどうかっていうことも確認されているのですか。

大臣)
 まず今回、要請もあり、また文科省として判断して調査対象にしているのは、この文書の存在がどういったものであるか、存在するのかしないのか、その正確に関してということでございますので、その点に関してとりまとめを急ぎたいと考えております。

記者)
 事実としてあったのかどうか、例えば事実として、文書の中には誰のところにレクに行ったとか、レクなのかどうか分かりませんけどレクとか、あと誰の発言があったとか、日付があったとかあったと思うのですけれども。

大臣)
 文書そのものの存在がまず確認をされて、その中において、例えばそれとは関係なく、質問があればその事実関係に関しては、できる範囲でお答えをするということだと思います。例えば、私に対してどういった発言が、室内の発言がどうあったかということに関しては、正直半年前だからあれですけれども、しかしその方向性に関しては、今でもしっかりとできる部分もあると思いますので、そういうことは質問に関してはお答えをしていきたいと考えております。

記者)
 あとそれから、だから今、正に確認中だと思うのですけれども、その一方では、報道があったあとすぐに官房長官の方で怪文書だというふうな発言もありましたけれども、それについてはどう思われたのですか。

大臣)
 正に今確認中でございますから、その結果をもって、速やかに文科省として発表したいと考えております。

記者)
 確認したということは、怪文書の可能性も排除していないということですか。

大臣)
 怪文書という表現を私はしていないものですから、それは私に聞かれてもあれなんですが、要は、その文書が文科省文書として存在しているかどうかについて確認をするということでございます。

記者)
 確かにあるかなしかというのはあると思うのですが、文書の体裁からして、かなり詳細に書かれていますし、日付が入っているものもある。そこまで書かれているもので、本当にそうなのかというのもあると思うのですけれども、ちょっと先ほど大臣おっしゃられましたけれども、中の一つで大臣が指示をされた事項というものがあったと思うのですが、例えば、福岡補選に関する話であったりとか、この辺に関しては言った記憶というのはありますか。

大臣)
 内容が、その文書を手元に持っていませんが、私が今回の件と福岡補選の件とは、昨年の衆議院補選ということですか。それは直接的な関係があるとは考えてません。

記者)
 今、言ったような、半年前のことだとおっしゃってましたけれども。

大臣)
 もちろん、語尾の表現がどうあるかということは正確に再現しろと言われると、それはなかなか難しいところはあると思いますが、方向として、あの時期に私の方で確認をしたのは、記憶をたどりますと、就任して2か月後くらいの話だと思いますので、国家戦略特区の性格性の問題をまず自分が理解しないといけないんですね。国家戦略特区にはどう言った事項を定めて、どういった記述がなされるものなのかということの確認をしていたことと、もうひとつの文科省の立場としては、大学の設置に関する審査をする立場でありますから、設置に対する審査のスケジュール、進め方、内容と国家戦略特区の中で規定される内容というのは、どう過去において整合性が取られてきたのかというようなことについて、確認をしていたというのが1点。
 もう1点は、その確認の中において私の理解として、大学の設置申請は、本来は自由にその学校法人等の判断によってなされるものですが、需要の調整ということで、医師と歯科医師、獣医師、船舶の乗船員、この4分野に関して規制がかかっている。規制がかかっている理由というのは需給の問題でありますから、需給に関して、文科省が需給状況に関して確認する、またコントロールするということは文科省の役目ではありませんので、それはそれぞれ農水省の方で確認してもらわなければいけなし、国家戦略特区に関する考え方、コンセプト、企画立案に関しては内閣府の要件でありますから、その要件の中においての需給に関して担当省庁が了承するということが前提ですねというのが当時、私が確認し、発言したことだと記憶をしております。

記者)
 悩んだ案件ではあったということですか。

大臣)
 いや、悩んだ案件というか、正に明確で、文科省が獣医師の申請受付に関して今まで抑制していたのは、需給問題があって、それを理由として抑制してたわけですから、それに対する判断は、需給状況が今後どうなるかに関して文科省が判断できないですから、それは関係省庁の中において、内閣府の企画というか、提言の中で新しいコンセプトに応じての申請であれば、総合的な需給に関してどう影響を考えるかという関係省庁の判断が、もちろん文科省が判断するに当たっては、それが前提だということですから、クリアだったと思います。

記者)
 文書を今、確認中である中で、一方では、半年前の話で定かではないと皆さん発言する中で、内閣府の方でも、総理の意向だと書いてあることに関しては、一切なかったと昨日の答弁でも言い切られていましたけれども、今、確認中で、あるかもしれないことに対しても、ないと今の段階で言い切っているというのは、これはどういうふうに考えれば。

大臣)
 それは発言された方に御確認をいただきませんと、私の方でお答えできるのは、先ほど御質問があった、当時の私の認識とか問題点をどう捉えていたかということに関しては私からお話できますが、内閣府の他者の発言に関してどうかと言われても、ちょっと発言は控えさせてさせていただきたいと思います。

記者)
 非常にせんえつだと思うのですけれども、あまりにも今、皆さん確認中であるにもかかわらず、周りが今、ないないという話、もしくは確認ができていないと言っていることがあるというのが気になっているのと、すみません、これは言うことじゃないかもしれないのですけども、各幹部のヒアリングでも、初代文部大臣の森有禮の自警があったと思うのですが、あの中でも他の幹部と比べないこととか、責任を尽くすということで書かれていたと思うのですけれども、何が言いたいかと言うと、ちょっと確認中でもあるし、もう少し反論をしようと言うか、文科省としても言い様があるんじゃないかと思うのですけれども。

大臣)
 先ほどの私の説明がですか。

記者)
 いや、つまり、周りがあまりにも一切ないとか、怪文書扱いされているという中で、あるかもしれないわけで、文書の存在が。

大臣)
 今、確認しているところです。その中において文科大臣としての発言は、先ほど私から発言をさせていただいたとおりでありますが、他省庁等に関して私がどうこう申し上げる立場にないということでございます。

記者)
 今回の獣医学部の新設を巡って、今回、確認中の文書が出てきたことを受けて、総理の意向があったのかなかったのかというところが、政府と野党で意見が対立してますけれども、そもそも国家戦略特区の諮問会議の議長が安倍首相である時点で、獣医学部の新設を総理が推し進める考えであるのは当然のことではないかという意見も政府の中にはあるようなのですが、そこに関しては、大臣はどうお考えですか。

大臣)
 まず事実関係から、総理から、今お話があったような要請があったかと言えば、ありません。もう一つは、先ほどお話をさせていただきましたが、文部科学省の立場としては、申請受付に関しては、需給面で判断が整理がつけば、文科省としては、繰り返しになりますけど、それが大学申請の自由に関して抑制していた理由でありますから、申請は同意ができるということでございますし、後は申請があった後に、その申請が設置に向けて適切かどうかということは、大学設置審の専門家の方々が専門的見地にのっとって判断をされる事であるというのが、文科省としての一貫とした姿勢でありますから、そもそも文部科学省として、先ほどから申し上げている条件がクリアされれば同意はできますよという事でございますから、それが文科省が考える立場にはないということではないかと思います。設置申請に関してはですね。

記者)
 先ほど、ヒアリングをやられているということですけれども、担当者のパソコンとかファイルは確認はされているのですか。

大臣)
 具体の方法に関しては、今、私は承知をしておりませんが、基本的にはヒアリングという形であがってきていますので、担当者の方から対象者に関して確認をしているという作業なのだろうと思います。

記者)
 現段階で、パソコンとかファイルから現物が見つかったということはないのでしょうか。

大臣)
 報告は受けてません。

記者)
 ヒアリングを中心にやられるということですが、今後、内閣はもう早々に否定をしているという中で、文科省の方がどう言うかということだと思うのですけれども、言った言わないになった時に、大臣としてどちらを信じるのでしょうか。

大臣)
 それは、私の立場は文科省の責任者でありますから、これは文科省の調査を経てあがってきた結論を信じるというか、報告をするということであります。ただこれは、ヒアリング調査だけということではなくて、もう一つは、これは共有化をされているかどうかってことに関しては、一番大きいのは行政文書化されているかどうかということですから、それは書類として存在しているのか、共有化されている文書としてあるのかというのは、もちろん確認した上で、先ほど申し上げた対象者に関してヒアリングを進めるということでございます。

記者)
 現段階で、客観的な証拠は見つかっていないということなのですか。

大臣)
 私の方に報告はあがってきていませんが、いずれにせよ終わり次第、終わり次第というのも各種の状況等もございますので、できるだけ早く結果を出し、公表させていただきたいと考えております。

記者)
 仮に見つからなかった場合、大臣としては文科省の方が言ったことを信じるということでいいのですか。

大臣)
 それは当然そうです。信じないということになると、調査を指示する意味がないですから。

(了)

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大臣官房総務課広報室

-- 登録:平成29年05月 --